学校法人千葉学園 理事長千葉商科大学 学長7デジタルトランスフォーメーションに対応し超スマート社会をリードする人材を育成するため、カリキュラム改革、教育環境の整備及びサポート体制の充実等を行います。本学は1928年、文学博士遠藤隆吉先生により、巣鴨高等商業学校として創設されました。1920年代は「狂乱の20年」とも言われ、アメリカをはじめ世界が好景気に浮かれた時代でした。金儲け主義が蔓延し、商業道徳は荒廃していました。人々のエゴイズムが露出している今の状況にも共通していると言えましょう。遠藤先生はこのような状況を大いに憂え、「高い倫理観を持つ実業人の養成」を本学の建学の精神に掲げました。この“遠藤精神”はしっかりと受け継がれてきています。本学は2014年以来、中期経営計画を策定・実行していますが、そこでは遠藤精神を基盤に、進化するデジタル社会、サステナブルな社会をリードする「社会が必要とする大学」になることを宣言しています。2019年末、人類は突如として新型コロナウイルスに襲われました。2022年2月にはロシアが主権国家ウクライナに一方的に攻め込むという、とんでもない事態が発生しています。世界の経済社会は一変したと言ってよいでしょう。本学も影響を受けざるをえませんが、経営計画で掲げた目標は揺るぎません。皆さんの来校をお待ちしています。地方創生やグローバル化、SDGsの推進や第四次産業革命等、私たちを取り巻く社会は時代と共に変わり続け、人々の価値観やライフスタイルの多様化が進んでいます。変わりゆく社会から必要とされる大学であり続けるために、CUCでは、教育、研究、学生支援等を強化する改革を推進していきます。教育研究活動において、国連の持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)をリードし、持続可能な社会の構築に貢献します。時代の変化に柔軟に対応した教育・研究を推進し、適切に成果を発信することで学生・生徒、保護者、企業及び地域等に信頼される大学をめざします。本学は創立以来、実学教育を通じて時代に適応する倫理観の高い指導者である「治道家」の育成を教育理念として、新たな価値の創造に挑み続けてきました。そして、かつてないほど多くの課題に直面する時代を迎えた昨今。建学の精神である「実学」を教育の根幹に据えつつ、急速に発達し時代を動かす“Information Technology”、社会・経済の持続可能な発展を意味する“Sustainability”、人々の高い倫理観から生み出される“Trust”そして、あらゆる課題を“Global”な視点で捉える姿勢を重視した「IST+G戦略」を掲げ、2025年度より、4学部6学科からなる未来志向の学び体制へと進化することを決めました。大学全体を見直し、一人ひとりの「学びたい」に応える新たな教育体制を構築。学部や学科に基礎を置きながらも、その枠にとらわれず、学生一人ひとりが自分らしく自由に学びを広げることができるほか、企業や地域、海外の大学と連携した実践の場で、学びを深めていくことが可能です。これまでにない学生主体の活動も次々と生まれており、実り多い学生生活となることは間違いありません。本学はこれからも、社会が求める大学として進化を続けてまいります。地球温暖化や地域格差等、地球規模の課題に積極的に取り組み課題解決に貢献するほか、国境を越えてグローバルに活躍する人材を育みます。Globalこれからの社会に必要とされ続ける大学へIST+G戦略
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