ニューズアーカイブズ

平成21年度東京都教育の日

神保雅人 講演神保雅人 講演 11月7日(土)は東京都教育の日の催しものとして,母校の千代田区立麹町中学校での講演会が2時限にあり,各学年を3クラスに分け,合計9テーマの講演が行われました。私こと神保雅人は,その中の3年生の1クラスを担当し,『素粒子物理学の最前線』という題名で講演を行いました。その内容は,素粒子とは何か,素粒子物理学とはどのような学問か,また,素粒子物理学に必要な加速器について, 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構にあるBファクトリーの他,CERNにあるLHC(大型ハドロンコライダー)や将来計画としてのILC(国際リニアコライダー)といったエネルギーフロンティアについて解説しました。
 なお,講演の最後には,素粒子物理学を進展させるための加速器実験では,理論に基づく数値シミュレーションをコンピュータ上で実施しておく必要があり,我々はこの分野を研究テーマとしていると紹介しました。
 また,3時限には9人の講師が講堂の壇上に上がり,3学年の生徒全員を聴衆として,『夢を語る』というテーマでシンポジウムが開催されました。

関連記事