度数分布表の作成

作成手順

  1. 最大値・最小値・範囲を求める
  2. 上の結果をもとに,階級数と階級幅を決めて各階級の区間を定める
  3. 各階級に属するデータの個数をカウントする

最大値・最小値・範囲

各階級の区間を定めるときの参考にするために,最大値・最小値・範囲(最大値−最小値)を求めます。 下図のように,E2, E3, E4 にそれぞれ最大値,最小値,範囲を求めておきましょう。

それぞれのセルには下のような式を入力します

各階級の区間の決定

階級数

階級数が多すぎると,各階級の度数が,0,1,1,0,1,0,0,... のように1や0ばかりになってデータの特徴を把握することができません。少なすぎても,度数が100,100のようになって,やっぱり面白くありません。

階級数はスタージェスの公式を参考にきめるとよいでしょう。スタージェスの公式は,データ数を N として,階級数 n を次の式で定めるものです(階級数の参考にします)。

階級幅

階級幅は,範囲/n を参考にして,きりの良い値にしましょう。

区間の決定

下図のように,E5, E6, E7 にそれぞれ階級数,階級幅,平均値を求めておきましょう。

それぞれのセルには下のような式を入力します

上の値を参考に,区間の幅を3に決めます。

区間の幅を3にすると,平均値(168.6)を含むような階級として, 「166〜169」,「167〜170」,「168〜171」という候補があるのですが, 平均値が中央あたりにくるように「167〜170」を選択しましょう。

最小値と最大値が含まれるように,「155〜158」〜「182〜185」という階級を作ります。

各階級のカウント

階級の境界の扱いについて

身長がぴったり167cmの人は「164〜167」と「167〜170」のどちらの階級にカウントすべきでしょうか?

これはあなたが決めて構いません。今回は「164〜167」という階級は,164より大きく167以下と解釈することします。 すなわち,ぴったり167cmの人は「164〜167」の区間に入れることにします。

各階級のカウント

まずは,下図のように,F列に各階級の下限,G列に上限を入力します。

次の手順で表を完成させます。

  1. H2に「=F2&"〜"&G2」と入力し,H2をH3〜H11にコピー
  2. J2に「=COUNTIF($B$2:$B$201,"<="&G2」と入力し,J2をJ2〜J11にコピー
  3. I2に「=J2」と入力
  4. I3に「=J3-J2」と入力し,I3をI4〜I11にコピー