03 学業と実務の両軸から自己研鑽し
起業の夢を叶えた

眞田 侑紀 さん

住宅・建設

株式会社 六紋 代表取締役

商経学部 経営学科 卒業

What is your job?

お客さまが描く夢を
デザイン・施工で
実現する

オフィス・店舗の内装を設計・施工する株式会社六紋の代表として会社を経営。新しいビジネスモデルを模索している。スタートアップ企業ということもあり、オフィス・店舗の内装をはじめ設備工事に関わる全ての業務に携わっている。現場以外の仕事も多岐にわたり、例えば、お客さまとの打ち合わせや見積作成、工程作成・管理、現場管理、安全管理など。その道30-40年といった大ベテランの職人と渡り合う人間力、コミュニケーション能力も問われる仕事だ。行動で示すタイプで、誰よりも率先して汗を流そうとする姿はたくましい。

01 道は自ら切り開く。 アルバイト約20社と
インターンの日々

高校時代、部活とアルバイトを両立させるため、土日は建築現場で働き、卒業後は建築会社に就職しようと考えていました。しかし父は「大学で学び人生の選択肢を増やしなさい」と提案。千葉商科大学の経営学科への進学を決めたのは、いずれ社長になりたいという夢があったからです。そのため大学ではマーケティング論を専攻し日本を代表する上場企業を数社取り上げ、その経営戦略を比較。よく知っているつもりの企業でも、経営戦略のカラーは十人十色と知り、物事の見る目が変わりました。

簿記を通して決算書の見方などを学べたことは現在の会社経営にそのまま生かされていますし、女子軟式野球部のコーチを1年間勤め、女性の辛抱強さ、精神力の強さに感銘を受けた経験が、「弊社の女性社員をどのように育成していくか」の礎になっています。

私は、自分の人生は自分で切り拓くものと考えています。これまでに自分の得手不得手を知るために高校時代から合わせて20社ほどアルバイトに励み、いざ就活がスタートすると「就活サイト」は利用せず、興味のある企業を訪ねては「インターンをさせてください」と直談判しました。その時培った行動力が、現在の社長業につながっていると思っています。

02 社会人4年目に起業。 寝る間も惜しんで
働き軌道に乗せた

大学卒業後は、オフィスデザイン会社や施工管理会社で実務経験を積み、2017年3月、オフィス・店舗の内装を設計施工する株式会社六紋を創業。社会人4年目の決断ですから、最初の5年は「御用聞き」に徹し、試行錯誤しながら提案型の会社に成長できればと考えています。

寝る間も惜しんで働く中、もっとも印象に残っているのは、1年目に初めて受注した大型案件です。プラネタリウムとヘッドスパを融合させるというユニークな案件でした。私はまだ若く、その道数十年の職人さんに比べると経験も浅いといえます。職人さんに敬意を表することを忘れず、しかし伝えるべきことはしっかり伝える。みんなで切磋琢磨し、無事にオープンできた時の達成感は大切な仕事の原動力になっています。

3期目現在、ようやく実績が伴ってきたと感じる今、力を注いでいるのは若手育成です。建築業界というと、女性のイメージは薄いかもしれませんが、弊社では、女性社員も活躍しており、採用にも積極的に取組んでいます。あらゆる才能を伸ばして、一緒に会社を盛り上げていってほしいです。10年後、社員10名規模で10億円の売り上げを見込む少数精鋭の会社を目指しています。将来的に大好きなスポーツのスポンサー企業になれれば言うことないですね。