04 不動産のスペシャリストになり
地域活性化のお手伝いをする
中野 智仁 さん
住宅・建設
スターツピタットハウス 成田店 賃貸営業
人間社会学部卒業
What is your job?
住まいを提供
地域密着型営業
不動産仲介業とは、不動産を販売・賃貸する際に、売主・貸主と住まいを探すお客との間に立ち、不動産の売買契約や賃貸契約にまつわる業務を行う仕事。お客のライフスタイルや、住まいへのニーズ、人生設計はさまざまだ。最適な物件を提案できるようコミュニケーション力、提案力が問われるだけでなく、地域情報や不動産にまつわる情報などの深い知識が求められる。
ひたむきに頑張る
社会人の姿に感化され 本当にやりたいことに
目覚めた学生時代
高校の先輩が千葉商科大学に通っていたご縁でオープンキャパスに参加し、新たに開設された人間社会学部の存在を知りました。学びの範囲が広い本学部であれば、将来進むべき道が見つかるのではとの思いで進学を決意。
印象深かったのは、社会体験などを通して積極性を身につける「アクティブ・ラーニング」です。生活雑貨店、旅行代理店、市役所などさまざまな分野で活躍する社会人のお話を聞くことで、「汗水たらして頑張ることは格好悪いことではない。むしろ素敵なこと」という価値観に変わり、ライバルでもある同級生と一番前の席で授業を受けるように。また、資格を取得することで就活で有利に働くと思い、宅地建物取引士の資格取得を目指して猛勉強しました。当時からまちづくりや地域活性化について興味があったため、4度目の正直で合格できた時は達成感でいっぱいでした。
ゼミは朝比奈剛先生に師事し、卒論は青森県弘前市の城下町をモデルにしてまちづくりについて執筆しました。大学でのさまざまな学びが、現職につながっていると感じます。もし、高校で進路に悩み、どう行動したら良いかわからない人がいれば、人間社会学部へ学びにきてください。進むべき道と、かけがえのない仲間が、きっと見つかるはずです。

「自分の強みを生かす営業」
ってなんだろう。 弱みを強みに変え、新境地へ
お客さまのニーズに合わせた賃貸物件をお探しするのが私の仕事です。モットーは「お客さまに信頼され感謝されること」。以前、東北から成田へ転勤するというお客さまから「2日以内に物件を決めたい」とのご相談をいただきました。短い期間であっても決して妥協してほしくなかった私は、日が暮れても必死で物件を探しました。すると、「あとは信頼する中野さんにお任せします」とおっしゃっていただきとても嬉しかったのを覚えています。
今年は新型コロナの影響で、気軽に物件探しができない時期が続きました。売り上げも伸び悩み、上司に相談すると「中野くんの強みを生かす営業をしてみてはどうか」と助言されました。私は口下手なので、聴き役に徹し、お客さまのニーズをより丁寧にヒアリングする営業マンになろうと思いました。また、宅建での学びや前部署で建築営業に携わった経験を生かし、建築の長所と短所をより丁寧に説明することで、ご予算より多少賃料が上がっても納得してご契約いただけるようになりました。当然、深い知識や提案力が問われるため、営業の腕の見せ所です。
今後は、物件の売買やテナント業務などの経験値を高めて、不動産のスペシャリストを目指します。そして住まいという観点から、学生時代に抱いた地域活性化のお手伝いをしたいと思っています。