理事長挨拶

内田茂男理事長
学校法人千葉学園は、千葉商科大学および千葉商科大学付属高等学校を運営する学校法人であります。
千葉商科大学は、文学博士・遠藤隆吉が1928年2月に創設した巣鴨高等商業学校が母体でありまして、2028年に創立100周年を迎えます。
創設者の遠藤隆吉は、金儲け主義が蔓延していた設立当時の世を憂い、商業道徳、武士的精神を身に付けた社会に役に立つ人材、「治道家」の養成が急務だとして実社会に役立つ学問、すなわち「実学」教育を実践されました。千葉商科大学は、この「遠藤イズム」を建学の精神として受け継ぎ、今日まで着実に成長して参りました。
千葉商科大学付属高等学校は1951年、法学博士・森志久馬が男子校として開校し、「実学実践」の教育理念のもと、普通科、商業科で有為な生徒を育ててきました。2004年に男女共学制に移行し、2026年に創立75周年を迎えます。
ここ数年、力を入れているのは、大学と付属高校の高大連携、高大一体化の推進です。すでに金融リテラシー教育の7年一貫教育プログラムが始まっていますが、さらにSDGs教育、情報教育などの分野に拡充する方針です。
10年後、20年後、さらにその先も、この学園でなければ学べない教育プログラム提供する「社会が必要とする学園」として存在し続けることをお約束いたします。

 

内田茂男(うちだ しげお)

1965年慶應義塾大学経済学部卒業。日本経済新聞社入社。
編集局証券部、日本経済研究センター、東京本社証券部長、論説委員等を経て、2000年千葉商科大学教授就任。2011年より学校法人千葉学園常務理事(2019年5月まで)。千葉商科大学名誉教授。
経済審議会、証券取引審議会、総合エネルギー調査会等の委員を歴任。
趣味はコーラス。

主な著書
『ゼミナール 日本経済入門』(共著、日本経済新聞社/第28回 日経・経済図書文化賞受賞)
『昭和経済史(下)』(共著、日本経済新聞社)
『新生・日本経済』(共著、日本経済新聞社)
『日本証券史3』、『これで納得!日本経済のしくみ』(単著、日本経済新聞社)
『新・日本経済入門』(共著、日本経済新聞出版社) ほか