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7月に実施された「新潟県小千谷市魅力発見プログラム」。地域課題に関心をもつ学生有志15名が参加し、企業見学や地域の方々との交流を通じて、小千谷市の魅力と課題に触れる貴重な機会となりました。

このプログラムの振り返り会を、10月13日と20日の2回に分けて開催しました。参加学生に加え、人間社会学部権永詞教授や現地に同行した職員も交えて、ランチを食べながらざっくばらんに語り合う形式で実施。堅苦しさのない雰囲気の中で、率直な感想や意見が飛び交いました!

13日の様子
20日の様子

振り返り会で語られた学生の本音

まずは、プログラムから少し時間が経っていたこともあり、軽いアイスブレイクからスタート。リラックスした雰囲気の中で会話が始まりました。その後は、小千谷市から事前に預かっていた質問をもとに、参加学生の率直な声を伺いました。学生たちの振り返りで出た意見は、小千谷市にも共有され、今後のU・Iターンや移住促進の取り組みに生かされる予定です。

参加学生からは、こんな声が聞かれました。

就職希望の地域は? ———

首都圏や出身地、自宅から通える範囲などさまざま。イメージがわいていない人も多く、「いつでも出身地に帰れる場所」を意識している学生が多い印象でした。

企業見学の効果は? ———

「ネットの情報だけでは分からないことを、実際に見て感じることができた」「価値観の違う仲間と一緒に見学することで、新たな視点に気づけた」といった声が多数。企業の新卒社員と話す機会があると、よりリアルに就職後のイメージができそう、という意見もありました。

小千谷市の企業に就職する可能性は? ———

「今のところは考えていない」という学生が多かったものの、「見学した企業のような雰囲気の会社を探したい」「小千谷市のことが気に入ったので、選択肢としては“アリ”」という前向きな声も挙がりました。

インターンシップへの興味は? ———

「千葉から遠いから通うのは難しいけれど、長期休暇等を利用した1~2週間の短期集中型なら参加してみたい」という意見が複数ありました。

参加学生の声から見えたこと

「旅行に近い感覚で参加していたけど、普段では行かない場所をめぐることができた」「地域政策を伺うことができて充実した3日間だった」と本プログラム自体への評価は非常に高く、他の市町村で実施される際にも「ぜひ参加したい! 」という声が上がっていました。

今回の振り返り会を通じて、学生のリアルな声を聞くことができ、今後のプログラム設計に向けたヒントがたくさん得られました。地域と学生をつなぐこの取り組み、今後もさらに充実させていきたいと思います!

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