The University DININGでは、CUC生を対象に「食の安全と健康な生活」「農を中心とした循環型社会」をテーマにした全3回の食育ワークショップ「サステナブルファーム体験ツアー in KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」を2022年度より開催しています。今年度は3年目のツアー実施となります。
KURKKU FIELDSのオーガニックファームで千葉県の在来大豆「小糸在来」を栽培し、食の安全性や循環型社会についての体験型の学びを3回のプログラムで行っていきます。
11月5日に3回目を実施しました。
今回はプログラムの最終回となり「枝豆の収穫作業」を行います。
収穫の方法を教えてもらい、自分が蒔いた場所の枝豆を収穫していきます。
前週に雨が降ったおかげで土もやわらかく、大きさの割には思ったより抜くのは楽でしたが、枝にはたくさんのさやがついています。このさやを外す作業が一苦労です。
また初回に鶏糞のたい肥、牛糞のたい肥、たい肥を蒔かない場所と畑にそれぞれ作りましたが、背も高く葉がしっかりしていたものの、さやが薄く枝豆が小さいのが鶏糞を蒔いたところで、さやからも枝豆がぷっくりと膨らんでいるのがわかるくらい実ったのは、牛糞を蒔いたところの枝豆でした。今年の気候に合っていたのは、牛糞のたい肥だったようです。
お昼ごはんが待ち遠しい学生たちですが、次は収穫した枝豆を選別して袋詰めをしていきます。
袋詰めした枝豆は持ち帰ることができるので、少しでも多く持ち帰ろうと必死に袋詰めを行います。
最高記録は、なんと1337g!
いよいよお待ちかねのランチタイム。収穫作業でたくさん体を動かした後の食事は格別です。
そして最後はグループワーク。
「サステナブルな食の未来」をテーマに、生産者側と消費者側でそれぞれの視点での現状・課題・目標・実現内容を出し合いました。
「フードロス」や「食の未来」、生産者、消費者だけではなく仲介者も入れたそれぞれの視点等、今回のサステナブルファーム体験ツアーを通じて実際に学んだことも取り入れながら、教職員も混ざり時間いっぱいまで話し合いを行い、各チームで発表を行いました。
「第3回サステナブルファーム体験ツアー in KURKKU FIELDS」は今回で終了となりました。
普段何気なく食べたり購入していたものの背景を知ることの大切さや、さまざまな食の選択肢があることを、実際の体験を通し学ぶことが出来たかと思います。
学生たちには、今回の経験で学んだことを普段の生活にもしっかり生かしてもらえたら嬉しく思います。