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9月13日、CUCエシカル学生クラブの学生と今井重男総合政策学部長が愛知県名古屋市で開催された「フェアトレード全国フォーラム2025 in 名古屋」にフェアトレード大学の代表としてご招待いただき、参加しました。
シンポジウム
第1部のシンポジウムでは、『フェアトレード大学が人と地域と時代をつなぐ新たな挑戦』と題して、今井学部長が登壇しました。本学が2023年にフェアトレード大学として認定された背景や、他フェアトレード大学と連携した活動、CUCエシカル学生クラブの活動実績や今後の取り組みについてを紹介。学生・教職員・大学が一体となって取り組む姿勢に、会場からも大きな関心が寄せられました。
ブースでの活動報告・紙芝居披露
会場内にはCUCエシカル学生クラブのブースが設置され、学生が一から制作した子ども向け紙芝居『おやつの向こうの世界』を披露しました。
この紙芝居は8月に千葉市で開催された「ちばフェアトレードマーケット2025夏」のために制作されたもので、制作のきっかけは昨年参加したイベント時に多くの子どもたちの姿を目にしたことでした。子どもたちに"フェアトレードとは何か"をきちんと伝えつつ、作品の世界観を損なわないよう、挿絵の下書きからラミネート加工まで協力して作り上げました。"子どもたちにもフェアトレードを身近に感じ、少しでも記憶に残してもらいたい"という思いが込められた紙芝居となっています。
来場者の方々からの反応も良く、フェアトレードと日々の消費活動が密接にかかわっていることを伝えることができました。また、フェアトレードコットン製のトートバッグも配布し、フェアトレードの魅力をより身近に感じてもらう機会となりました。
分科会
第2部の分科会では「フェアトレード大学って何? 千葉商科大学の挑戦に学ぶ」と題して、今井学部長とCUCエシカル学生クラブの学生が、日本フェアトレード・フォーラム理事の高津玉枝氏によるファシリテートのもと、トークセッション・グループディスカッションを行いました。フェアトレード大学に関心をもつ方々が集まり、学生たちのリアルな声や実践の紹介に対して、活発な質疑応答が展開されました。また、世代を問わず「フェアトレードに興味がある」「普及させたい」「学んでいる」など、さまざまな思いをもつ方々がグループディスカッションで価値観を共有しながら、フェアトレードの可能性を語り合う時間となりました。「フェアトレードを通じてコミュニティが広がった」と話す参加者も多く、学生にとっても学びとつながりのある経験となりました。
学生たちにとっても、フェアトレードの本質に触れ、未来へのアクションを考える貴重な機会となりました。CUCエシカル学生クラブは、実学を通じてフェアトレードの輪を広げていきます。今後の活動にも、ぜひご期待ください!
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