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CUCエシカル学生クラブの学生6名が、長野県・白馬バレーを舞台にした短期インターンシップ「HAKUBA VALLEY SDGs視察・推進プロジェクト」に参加しました。日本最大の国際山岳リゾート地である白馬バレー(白馬村・小谷村・大町市)に滞在し、観光産業の現場でSDGsがどのように実践されているのか、またその課題は何かを、3泊4日で実践的に学びました!
観光事業者の声と、現地で見えたSDGsの姿

この地域では、「自然の豊かさと心の豊かさにあふれる、持続可能な山岳エコツーリズムの実現」を目指し、観光事業者が一体となってSDGsに基づく取り組みを約5年間にわたり進めてきました。今回のインターンシップではこれらの取り組みが地域でどのように実践され、どのような変化が生まれているのかを明らかにすることを目的に開催されました。
インターンシップの前半では、一般社団法人HAKUBAVALLEY TOURISMが実施した観光事業者向けSDGsアンケートの集計・分析を行いました。宿泊、飲食、小売、索道など幅広い業種の回答を整理することで、地域全体の取組状況や傾向を把握することができました。その結果、省エネやゴミ削減といった取組は広く実施されている一方で、「初期費用の負担」「人手不足」「効果が見えにくい」といった課題も多く挙がっていることが分かりました。
インターンシップ後半は、白馬村・小谷村・大町市に点在する観光施設や事業者等を訪問し、現地ヒアリングを実施しました。道の駅における資源循環の工夫、地域商店のフェアトレードや地産地消、宿泊施設やスキー場での環境配慮や通年型運営への挑戦など、SDGsを意識的に進めている事例を数多く知ることができました。また、「SDGsとして意識していないが、昔から当たり前に続けてきたことが環境保全につながっている」という声もあり、地域の暮らしや文化そのものが持続可能性と結びついていることを実感しました。
SDGs推進のカギは「観光の土台づくり」
最終日に学生たちがまとめた内容を基に発表を行いました。調査やヒアリングを通して学生たちが感じたのは、SDGsを進めるためには「余裕」が必要だということです。人手不足やコスト負担が大きい状況では、重要性を理解していても実行に移すのが難しい現実があります。
冬季のスキー観光に偏らず、通年型観光を確立することで安定した収益と雇用を生み出す「観光の土台づくり」が、結果的にSDGs推進につながると提案しました。地域ごとの特性を生かした連携や回遊性の向上も重要な視点として共有されました。
本インターンシップを通じて、学生たちは観光とSDGsを現場のリアルとして捉え、課題を考え、伝える実学的な学びを深めました。
