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会計学の新展開

学長プロジェクト1の研究テーマである「ICTを活用した新たなマネジメント会計」の調査のため、寺野隆雄基盤教育機構教授、赤木茅基盤教育機構助教、出口弘サイエンスアカデミー特別客員教授がエストニア統計局及びフィンランドの大学、企業を訪問し、意見交換を行いました。

エストニアはITLを中心に、会計情報、請求書等を企業間、機関間で情報を相互にリアルタイムにやり取りし、意思決定、政策立案等に活用するReal-time economyの実現を進め、インボイス情報、及び請求書とうのやり取りに関しては100%の電子化を達成しています。エストニアにおいてインボイス等の申告は、VATの計算に伴って政府の提供するAPIと各種会計ソフトを連携させることで自動化を行っており、現在日本で議論が行われている会計のICT標準において非常に重要な先行事例です。

今回は情報を取得するシステムを提供するICT企業及び、それらの情報を集計、マネジメントする政府の両面に調査を実施しました。また、本学とバルト諸国のe-government実装運営を担い情報セキュリティー基盤であるX-roadを提供するGofore社との間で研究協力に関わるMOU(Memorandum of Understanding)を締結しました。

この締結により世界的な最先端基盤を前提に先進的な研究を行うことが可能になるため、それらの最新の事例及び知見を我が国の状況に合わせて、今後活用、研究を進めていく予定です。

ICTを活用した新たなマネジメント会計
ICTを活用した新たなマネジメント会計

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