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総合政策学部の「共創するまちの魅力再発見と産官学民のネイバーフッド・デザイン事業」です。活動目標としては、企業との商品開発、ソーシャル・デザインの開発、エキスポの開催が挙げられています。具体的には、商品企画案の計画と試作品の提供、ソーシャル・デザイン試作品提供、イベント開催が含まれます。

2024年度の活動内容としては、豊島区において「こどもど真ん中」の都市政策の実現を目指し、子どもの暮らしを支える制作、装置物をつくることをテーマに活動を行いました。具体的には、取材活動や子どものインサイトを引き出すワークショップの開催、地域防災を考える上で子どもの視点が抜け落ちているという課題に着目し、防災カードゲーム「防災マッチ!」に子どもの視点を取り入れた課題カード、対応カードの制作デザインを行いました。

さらに今後は、本事業を継続させ、企業との連携および子どもを公共政策のど真ん中に位置づけるために必要なイベントの開催を目指します。次年度も継続して、子ども向け地域防災イベントを実施する予定です。

取材活動としては、2024年11月にNPO法人だーちゃらぼ(豊島区で展開するフリースクール)、11月下旬に特定非営利法人SLC(豊島区で展開し、"まちタウン"というキッザニアを地域で展開する地域活動塾)で行いました。これらの取材活動では、子どもを取り巻く地域社会の問題と活動の課題を発見し、速記録や簡易的な取材動画を成果物として得ました。

ワークショップの開催は12月に行われ、「インサイトを起点としたアイディア開発」をテーマに、問題発見した内容を踏まえた上で、それをどのように制作・装置にデザインするかに対する着想を得るためのワークショップでした。講師は特定非営利活動法人ブランディングポートの代表理事、安藤奏氏が務めました。

ソーシャル・デザイン試案としては、地域防災×子どもという視点から、常に携帯しているかばんに必要な緊急時の用具を入れる習慣を身に付けるためのカードを制作しました。

最終成果として、本事業のアウトリーチを目的にエキスポ(シンポジウム)の開催を目指します。エキスポ(シンポジウム)の開催により、まちに活気があふれると同時に、参加した学生が住民(中学・高校生)と一緒にまちの暮らしを支えるスキルを培い、公私の垣根を超えた地域人材のキャリア形成を図っていきたいと考えています。

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