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ワークショップ

kurkku農場

The University DININGでは、CUC生を対象に「食の安全と健康な生活」「農を中心とした循環型社会」をテーマにした全3回の食育ワークショップ「サステナブルファーム体験ツアー in KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」を開催しています。

KURKKU FIELDSは、持続可能な未来に向けた暮らしをテーマに、「農業」「食」「エネルギー」「自然」など、これからの社会で求められる暮らしを実践・提案するサステナブルファーム&パークです。
このワークショップでは、KURKKU FIELDSの農場で千葉県の在来大豆を栽培することから、食の安全性や循環型社会について学びます。

第2回目は在来大豆のお手入れと、夏野菜の収穫を行いました。

オーガニックファームを訪れてびっくり。在来大豆の苗と雑草が伸びきっていて境目が分からない状態でした。雑草も一緒に成長していましたが、在来大豆がきちんと育っていて一安心。
KURKKU FIELDSの方は日々オーガニックファームをお手入れしていますが、この畑だけはあえて必要最低限のお手入れのみにしてくれていました。学生たちは苗と雑草をよく見比べて、不要な雑草を引き抜きます。

お手入れ
お手入れ
枝豆の花

お手入れをしながらよく観察すると、枝豆の花は白色をしていました。花を見る機会もなかなかないので、貴重な体験です。
また枝の部分は、枝豆の鞘と同じように毛が生えてふさふさしていました。
枝に花を咲かせ、実をつけることから「枝豆」と呼ばれているとか。

雑草

KURKKU FIELDSでは抜いた雑草も貴重な資源。場内で育てられている牛やヤギ、鶏のエサになり、動物たちが排出する糞がやがて堆肥となり、オーガニックファームに戻ってくるという循環を実現しています。
在来大豆を育てるうえでは不要だった雑草が、やがて肥料となり、またオーガニックファームに戻ってきて今度は野菜を育てるのに活躍することになります。

集合写真 
収穫

在来大豆のお手入れの後は、昼食で食べる夏野菜を収穫。ナス、きゅうり、オクラ、パプリカ、ミニトマト等、さまざまな種類の野菜が育てられていました。
ありがたいことに、何を採ってもOK、いくつ採ってもOK、その場で味見もOKとのこと。ただし「自分が食べられる量を収穫しフードロスにしない」ことがミッションです。学生たちはワクワクしながら収穫していました。

マイクロきゅうり
ピーマン
収穫
収穫した野菜

オーガニックファームで「味見」という名の「つまみ食い」をしたおかげで若干お腹は膨れましたが、昼食はこれから。KURKKU FIELDSで作られたソーセージとともに採れたての野菜を食べます。
絶品だったのは、大きい鉄板で一気に作り上げるイノシシ出汁の焼きそば。場内でソーセージを作る際に出たイノシシの骨から出汁を取ったそうです。
KURKKU FIELDSでは、採れた食材をどうやったら余すことなく美味しく食べられるかを日々考え、商品開発をしています。イノシシ出汁の焼きそばは今回初挑戦だったようで、スタッフの方も「美味しい」と仰っていました。いつか場内でイノシシ出汁の焼きそばが提供されるかもしれません。

洗っている様子
野菜カット
BBQ
イノシシ出汁焼きそば

次回はいよいよ最終回。在来大豆を収穫していきます。

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