The University DININGでは、CUC生を対象に「食の安全と健康な生活」「農を中心とした循環型社会」をテーマにした全3回の食育ワークショップ「サステナブルファーム体験ツアー in KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」を2022年度より開催しています。
今年は24名の学生が参加し、KURKKU FIELDSのオーガニックファームで千葉県の在来大豆「小糸在来」を栽培することから、食の安全性や循環型社会について学びます。
今回は小糸在来のお手入れと、夏野菜のBBQを楽しみます。
まずは前回播種体験をした小糸在来の畑のお手入れからスタート。
小糸在来と一緒に成長した雑草をひたすら抜いていきます。
酷暑の影響か雑草も根強く育っていて、抜くのにも一苦労。
声をかけないと水分補給するのを忘れるくらい集中して引き抜いていました。
みんなで手分けして雑草を抜いたおかげで、溝がくっきりと現れるようになりました。
小糸在来のお手入れが終わったあとは、お昼のBBQで使用する夏野菜の収穫作業。
ついきれいな野菜を収穫したくなりますが今回は「循環社会・サステナブル」を考えるワークショップなので、「形の良い野菜は市場に出されるけど不格好な野菜って今後どうなるのだろう?」を考えながら学生たちに収穫してもらいます。
つまみ食いの許可も下りたので、もぎたての野菜を食べながら収穫していきます。
夏野菜の収穫から帰ると、BBQにぴったりな大きなお肉や、場内のベーカリーショップ「Lanka」でつくられた大きなパンが用意されていました。
大きなお肉は猪肉。場内周辺で獣害として捕獲された猪が精肉されて、BBQを楽しませてくれました。
いのちを無駄にしない、そんなKURKKU FIELDSの取り組みを間近で感じます。
収穫した野菜のカットや焼く作業、片付けは自分たちで。
少人数のグループに分かれて、作業を分担して最後までBBQを楽しみます。
BBQは小糸在来お手入れ後のご褒美になりました。
片付けの後はディスカッション。
「循環社会での農業」「安全な食」について考え、感じたことを発表してもらいました。
なかなか農に触れる機会のない学生たち、実際の体験から学ぶことがとても多かったようです。
ミルクスタンドのアイスクリームもしっかり食べて、今回のプログラムは終了。
次回はいよいよ小糸在来の収穫です。
たくさん実って収穫できることを祈っています。
おまけ
今回抜いた雑草はすべて平飼いされている鶏のおやつになりました。
食べるものによって卵の色や味に変化があるようなので、今後どんな卵になるか楽しみです。