DINING SERVICE DESIGN LAB千葉商科大学直営の学生食堂「The University DINING」を活用した
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ワークショップ

2023年5月、1号館屋上に新設したオーガニックファーム「UD FARM」。
木更津市にあるサステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」に監修いただきながら有機農業で農作物を栽培・収穫し、The University DININGでメニュー展開、The University DININGで排出される野菜くず等を使ってたい肥を作り、UD FARMへ還元する循環社会の形成をめざしています。

今年度は初心者でも栽培しやすいさつまいも作りに挑戦。
今回はUD FARMの活動記録として「追肥」「収穫」の様子をお届けします。

8月1日の追肥後の様子
ツル
8月の追肥後から1週間後には葉の赤さがなくなり、きれいな緑色に!
ツル
ツルが横に這って伸び始め、さつまいもらしさが出てきました。
花
雨が少なく干ばつ気味など、一定の条件下でないと咲かない花を見れちゃいました…。
コンポスト
前回作ったコンポストには、The University DININGから排出される野菜くずを入れ始めました。
9月12日 追肥
ネットはがし作業
ネットはがし作業
追肥
追肥
コンポスト作業
ディスカッション

暑さによるストレスの軽減や、さつまいもの成長を加速させるために、ネットのはがし作業と追肥を行いました。
ネットは1カ月程度しか張っていませんでしたが、たくさんの根が貫通していました。
さつまいもの根を伸ばす力はすごいですね。

追肥作業後はコンポストに野菜くずを投入。
分解をしてくれる微生物を増やすために水も追加しました。

全ての作業が完了した後は、The University DININGで涼みながら少しお勉強タイム。
市場に農作物を出すときのルールや人の購買傾向、サステナブルな農業などを教えていただきました。

9月12日の追肥後の様子
ツル
ツルがかなり太くなり始めました。
ツル
ネットをはがしたことで、ツルが枠の外にはみ出ることも。
さつまいも
ミニいもができ始めました!
コンポスト
コンポストの落ち葉の分解が順調に進み土っぽくなりました。
11月21日 収穫作業
さつまいも
さつまいも
収穫作業
収穫作業
さつまいも
ツル

本当はもう少し太らせたいところですが、これ以上待つと霜が降りてさつまいもが腐ってしまうので、この日に収穫作業を実施。学生・教職員合同で収穫作業を行いました。
初年度の土で栄養が少なかったことや、水を求めて下にもぐって成長していたことなどの要因から、細くて長いさつまいもが10kg実りました。
掘ったさつまいもを見ると、暑さを避けるために深いところで成長しようとしていた様子が見受けられ、さつまいもも生きているんだなと感じました。

収穫に参加した学生からは「普通はどれくらいの規格外品が出るのか?」「市場で規格外品はどう扱っているのか?」「農薬を使わずに規格外品にならないようにするにはどうしたらいいのだろうか?」といった疑問も上がっていました。

大豆

今回収穫したさつまいもは、しばらく寝かせて糖度を上げたあと学食で提供する予定です。
次年度はコンポストのたい肥を使って農作物を育てる予定です。
今後もUD FARMを通じて、キャンパスでの循環社会を作っていきたいと思います。

おまけ
生ごみ処理機
生成物

人間社会学部 小口ゼミナールの「ぽこぽこバナナプロジェクト」では、規格外フェアトレードバランゴンバナナを使ったバナナスムージーを学内で定期的に販売しており、今回そのバナナ20kg分の皮を提供してもらいました。
The University DININGのコーヒーかすとともに生ごみ処理機で乾燥させたあと、コンポストに投入しています。

※KURKKU FIELDSは、持続可能な未来に向けた暮らしをテーマに、「農業」「食」「エネルギー」「自然」など、これからの社会で求められる暮らしを実践・提案するサステナブルファーム&パークです。

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