シンポジウム・研修会等

2025年2月5日(水)千葉商科大学キャンパス内で2024年度の全研究所の活動を総括する総合研究センター研究フォーラムを開催しました。 各研究所の所長・副所長が主導する定常的プロジェクトと学内公募により採択された競争的プロジェクトから9プロジェクトが登壇し、学内外から80名強(オンライン含む)の方が参加しました。 5研究所から構成される総合研究センターは2023年3月に設置されて2年を迎えました。初年度からプロジェクトの数は徐々に増え、2025年度には19プロジェクトが実施される予定です。

総合研究センター長コメント

総合研究センター長千葉商科大学総合研究センターの研究フォーラムが2025年2月5日に開催され、その報告がビデオ資料として公開されました。各研究報告の内容は、ビデオを見ていただくこととして、ここでは、本学の研究活動の方向性について一言ご挨拶申し上げたいと存じます。

本学の研究センターには専任の研究員は存在せず、本学の教員ならびに学外の客員研究員が、研究を推進しています。各々の研究は期限と予算を区切ったうえで研究者もしくは研究グループの提案によって開始され、毎年報告がなされる体制としています。
本学が社会科学の総合大学あるいは、社会科学の総合化を研究の目標としている以上、研究内容は非常に多岐にわたっており、必然的に学際的な内容となっています。また、社会科学・人文科学系の研究の成果を得るには、一般に非常に長い期間がかかり、多くは、単著の専門書籍として発表されます。ところが、総合研究センターとしては、プロジェクトとしてこれを短期的に細切れの形で進めていくこととなります。このような方針は、本来の社会科学の研究の推進方法とは異なるものなので、いささか矛盾していますが、実学を目指す本学の研究には適したやり方だと信じています。そして、これらの内容を一般の方々にもわかりやすくお知らせするのが研究フォーラムの役割です。2025年の報告では、半日しか時間がとれず、また、多くの研究を紹介したがために質疑応答の時間を設けることができませんでした。しかし本学の研究をある程度は理解していただくことができたのではないでしょうか?
各研究のより詳しい内容については、個別に質問していただければさいわいです。実際、学際的な研究を進めるためには、今回のようなフォーラムでの発表と、インフォーマルな自由なディスカッションが不可欠です。筑波大学の学長を務められた江崎玲於奈先生は、これを「デイサイエンスとナイトサイエンス」「研究活動のヤヌス性」などと表現されています。我々研究者は、複数の顔をもち、何らかの形で昼も夜も研究を継続しているのです。

総合研究センター長 寺野隆雄

開催概要

開催日時 2025年2月5日(水)
9:00~12:20
開催場所 対面・オンライン(Zoom)のハイブリッド開催
【対面】
千葉商科大学市川キャンパス1号館1101教室
〒272-8512 千葉県市川市国府台1-3-1
https://www.cuc.ac.jp/access/index.html

講演動画

※個別の講演動画は準備中です

プログラム

個別動画準備中 「福沢諭吉の思想と加藤寛の総合政策学」
磯山友幸(基盤教育機構教授)
個別動画準備中 地域を共創する都市ガバナンスを阻むソーシャル・ キャピタルのダークサイドは如何にして防衛するのか
戸川和成(政策情報学部専任講師)
個別動画準備中 簿記の概念拡張による新しい会計情報処理
出口弘(商経学部教授)
個別動画準備中 伝統工芸と観光の融合による農村イノベーション:ベトナム工芸村における新たな発展モデルの構築
グエントゥイ(人間社会学部准教授)
個別動画準備中 「ESD(Education for Sustainable Development)研究の発信」
猪熊ひろか(人間社会学部教授)
個別動画準備中 「2024年度会計教育研究所 定常的プロジェクトの成果報告」
中村元彦(会計ファイナンス研究科教授)
個別動画準備中 「遠藤隆吉の思想と社会教育」
朽木量 (政策情報学部教授)
個別動画準備中 「経済学教育とは何か」
石井泰幸 (サービス創造学部教授)
個別動画準備中 『中小企業支援研究』から『CUC View & Vision』. 「経営者インタビュー」さわのはな倶楽部合同会社.
松下幸生 (商経学部准教授)