女性労働力参加とワークライフ・バランスの動態的研究:古代ギリシアから現代東アジアへの影響
研究代表者 奥寺 葵(商経学部 教授)
共同研究者 師尾 晶子(基盤教育機構 教授)
朱 珉(基盤教育機構 教授)
プロジェクト趣旨
本研究は、古代ギリシアの知識人によって形成された労働観やジェンダー観が、中世・近代を通じて西欧の知識人に受け継がれ、現代の労働制度やジェンダー規範に影響を及ぼしてきた点に着目します。特に、日本・台湾における女性の労働参加と少子化の関係を分析し、無償のケア労働の再評価を通じて、ジェンダー平等と持続可能な社会の在り方を探求します。歴史的・比較的視座から、日本と台湾の社会構造の変遷を捉え、理論的枠組みを構築することを目的とします。