地域社会のサステナビリティとドキュメンタリー映画制作——歴史を編む・社会をつくる——
研究代表者 後藤 一樹(総合政策学部 准教授)
共同研究者 戸川 和成(総合政策学部 専任講師)
松井 至(リトルネロフィルムズ合同会社代表)
プロジェクト趣旨
人口減少の加速する現代日本において、地域社会のサステナビリティ(持続可能性)が急務の課題となっています。地域社会の持続可能性にメディアとりわけ映像メディアはいかにして寄与しうるのでしょうか。本研究では、地域社会の営みを映像で記録するドキュメンタリー制作者と地域住民が、撮影や上映などの協働を通して地域社会の記憶を掘り起こすことで、未来に向けた持続可能な地域社会の姿を共に創りあげ、地域で共有する過程を探究します。いかにしてドキュメンタリー映画制作が、地域社会の内発的で持続的な再生産の契機になりえるかを明らかにしていきます。