遠藤隆吉研究所

2024年度より遠藤隆吉研究所長となりました朽木　量です。本学を創立した遠藤隆吉先生は社会学・哲学・東洋思想史・教育学・政治学・心理学など多岐にわたる分野の著作を著すとともに、「人文東洋主義」「生々主義」といった理想のもと、その哲学的教育的信念を現実社会で実践していった偉大な研究者であり教育者でした。

一方、その著作の中には、旧仮名遣いや漢文体のもの、墨蹟として残されたものの未翻刻のものなども多く、現代の私たちがその思想に気軽に触れにくいものになってしまっています。また、そのことが原因で、充分な検証を経ぬままに、憶測に基づく評価や誤った解釈も生じてしまっております。

遠藤隆吉研究所では、豊富な史資料・著作に依拠しつつ、思想史・歴史学的方法論に基づき、客観的かつ実証的に遠藤の業績を再評価してまいりたいと思います。また、遠藤は著書以外にも、多くの論考・講演録を公にしております。それらの情報を遺漏なく集めて著作総合目録を作るとともに、一部については復刻復刊や未翻刻資料の資料化も手がけてまいります。

2028年の千葉商科大学（旧：巣鴨高等商業学校）の創立100周年に向けて、遠藤隆吉先生の業績を広く世に知らしめるべく活動してまいりますので、皆様の御指導御鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

遠藤隆吉研究所　目的

遠藤隆吉研究所は、本学の建学者遠藤隆吉博士の事績、著作、遺蹟の研究並びに顕彰を目的とし設立しました。また、遠藤隆吉博士以外の学園関係者の研究・顕彰、学校法人千葉学園・千葉商科大学及び付属高校の学園史の研究も行っています。

遠藤隆吉研究所　所長・副所長

遠藤隆吉研究所　研究員紹介

プロジェクト紹介

定常的プロジェクト

競争的プロジェクト