2024年7月5日
千葉商科大学総合研究センター
CUC公開講座2024【第2回】 日本・モンゴル合同シンポジウム(6/29開催報告)
2024年6月29日(土)千葉商科大学1号館にて「日本・モンゴル合同シンポジウム」を対面・オンラインのハイブリッド形式で開催しました。講演は、日本語とモンゴル語の同時通訳を交えて実施され、対面101名、オンライン13名の方にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。
本会に協賛いただいた千葉県税理士会、後援いただいた日本モンゴル友好税理士協会、そして共催いただいたモンゴル税理士会に深く感謝申し上げます。
プログラム
【学長挨拶】 原科幸彦(千葉商科大学 学長)【シンポジウム概要説明】 石井幸夫氏(CUC会計人クラブ 会長/税理士)
Ⅰ.日本・モンゴル両国の税理士制度と千葉商科大学の取組み
【第1報告】
「日本の税理士制度」
荒木康仁氏(CUC会計人クラブ 監事/税理士)
【第2報告】
「モンゴルの税理士制度」
Gunsen Altanzaya氏(モンゴル税理士会 会長/モンゴル税理士)
Baasanjav Uranbileg氏(モンゴル税理士)
加藤武人氏(日本・モンゴル友好税理士協会/税理士)
【第3報告】
「千葉商科大学における税理士育成プログラム」
桝岡源一郎(学校法人千葉学園 顧問/千葉商科大学 名誉教授)
Ⅱ.共同研究報告
【第4報告】
「消費税還付システムに関する研究」
Tserendorj Ariunsaikhan氏(Prosolutions TIN LLC 代表取締役)
谷川喜美江(千葉商科大学商経学部 教授)
【閉会挨拶】 橋本隆子(総合研究センター 副センター長/千葉商科大学商経学部 教授)
【主催者コメント】
モンゴル税理士会と千葉商科大学は、2023年11月3日に日本とモンゴルにおける会計、税務、税法、内部監査などの研究・教育を深化させることを目的に覚書を締結し、連携して事業を遂行して参りました。
そして、本事業として、2024年6月29日、モンゴル税理士会との合同シンポジウムを開催いたしました。シンポジウムは、千葉県税税理士会の協賛、日本モンゴル友好税理士協会の後援を受け、千葉県税理士会の認定研修としても開催いたしました。このため、日本・モンゴル両国の税理士、本学学生、一般の方と多くの皆様にご参加いただきました。
シンポジウムですが、第一部の『日本・モンゴル両国の税理士制度と千葉商科大学の取組み』では、日本の税理士制度とモンゴルの税理士制度を紹介することで、両国の税理士制度の相互理解と制度をより発展させるための提案がなされました。
また、千葉商科大学の税理士育成プログラム及び実績報告では、会計・税務分野における本学の質の高い教育にモンゴル税理士会の先生方が興味を持たれ、シンポジウム終了後多くの質問をお受けしました。
第二部の『共同研究報告』では、モンゴル税理士会と本学の共同研究のひとつである「消費税還付システムの研究」について、モンゴルのEbarimt(領収書)を利用したVAT還付システムの紹介と今後の研究予定に関する報告を行うととともに、出席された皆様と意見交換を行いました。 今後も千葉商科大学では、日本とモンゴル両国の税務・会計分野における研究及び教育の質の向上と、両国の税理士制度発展のため、モンゴル税理士会及び千葉県税理士会と協力して参ります。今後ともみなさまのご指導をよろしくお願いいたします。
会計教育センター長
会計教育研究所兼担研究員
千葉商科大学商経学部教授 谷川喜美江
シンポジウムの様子
Gunsen Altanzaya氏(モンゴル税理士会会長)より記念品を贈呈される原科幸彦学長


左:本会の概要を説明するCUC会計人クラブ石井幸夫会長
右:Gunsen Altanzaya氏と親交の深い日本モンゴル友好税理士協会の加藤武人氏


左:荒木康仁氏(CUC会計人クラブ監事)
右:桝岡源一郎(本学顧問)


左:谷川喜美江(千葉商科大学商経学部教授)とTserendorj Ariunsaikhan氏(Prosolutions TIN LLC代表取締役)
右:モンゴル税理士会関係者との記念撮影