2024年7月2日
基幹研究サステナビリティ研究発表会プロジェクト 成果報告
研究代表者:笹谷 秀光(基盤教育機構 教授)
共同研究者:影浦 亮平(基盤教育機構 准教授)
寺野 隆雄(副学長/基盤教育機構 教授)
枡岡 大輔(基盤教育機構 准教授)
1.研究成果の概要
本プロジェクトは、サステナビリティ研究に関連する研究者や業界のリーダーとコミュニケーションし、これにより本学でのサステナビリティに関する知識の蓄積と積極的な発信が図られた。 これらの活動を通じて、サステナビリティ研究のネットワークのハブとして研究所が機能するきっかけを形成した。
研究会では、重要な知見を持つ人々が招かれ、意見交換を通じてサステナビリティに関する高次の知識が共有された。
共有された知見は研究会の場だけでなく、作成された動画やインタビュー記事を通じて研究所のホームページにアップロードされた。これにより、研究所の社会的認知が高まった。
笹谷が実行委員長を務める「未来まちづくりフォーラム」で研究成果を踏まえた発表を行った(なお実行委員会には影浦が実行委員として参加した)。また、青山学院大学「SDGs/CEパートナーシップ研究所(SDGs/CE研究所)とも連携した。
実施された講演や研究発表は、参加者から評価を受け、研究所の存在感と影響力を示す一助となった。 これらの成果は、サステナビリティ研究の推進において重要な第一ステップであり、今後も継続する価値があると認識された。
2.著書・論文・学会発表等
【著書・論文(査読なし)】
『競争優位を実現するSDGs経営』笹谷秀光、中央経済社、2023年10月
ESG時代における「SDGs経営モデル」の促進、笹谷秀光、CUC View & Vision No57、32-34,2023年
ASPUnivNet加盟プロジェクトに関する報告、影浦亮平CUC View & Vision No57、35-38、2023年
【学会発表等】
・定例研究会(2024年2月5日)サステナビリティ研究所 定例研究会
開催日:2024年2月5日(月)講演者:高橋佑輔氏(文部科学省国際課)講演内容 :「インドネシア事情と教育の未来」
・サステナビリティ研究所長・笹谷秀光と末吉里花氏が対談、結果を記事化(Forbes Japan Web)「 元ミステリーハンター末吉里花が、「エシカル」に目覚めた理由」
・定例研究会(2023年12月13日)開催日:2023年12月13日(水)講演者:藤本早恵子氏(ユネスコ・アジア文化センター 教育協力部部)講演内容 :「ユネスコスクールとESD(持続可能な開発のための教育)」
・定例研究会(2023年11月16日)講演者:北垣芳彦氏(環境省 環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課 係長)講演内容 :「廃棄物・リサイクル行政の現状と課題」
・「未来まちづくりフォーラム」(サステナビリティ研究所も後援)にて、講演等 主催:未来まちづくりフォーラム実行委員会、後援:内閣府、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、全国知事会、全国市長会、全国町村会、一般社団法人CSV開発機構、一般社団法人全国地ビール醸造者協会(JBA)、一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク、エコッツェリア協会(一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会)、千葉商科大学 サステナビリティ研究所、一般社団法人チームまちづくり
(主な発表) キーノートスピーチとして、笹谷秀光(未来まちづくりフォーラム 実行委員長、千葉商科大学サステナビリティ研究所長)「時代にどう競争優位を実現するか ー「ポストSDGs」に向けた関係者の連携ー」と題して概要次の通り講演:ウィズコロナ、深刻化する気候変動、ウクライナ侵略など「混迷」の時代に、大変革が求められます。いよいよ、17の目標レベルでのSDGs戦略を「卒業」して、169のターゲットまで踏み込み、ESG、SDGs、TCFD、人的資本などを自在にこなす人材が必要。特に、持続可能な未来のまちづくりには、経済・環境・社会の三位一体の解決が必須。SDGsは15年9月の採択以降、4年ごとに見直され19年と23年にSDGサミットが開催。次回は27年で、30年まであと3年というタイムライン。EXPO for SDGsを掲げる2025大阪・関西万博も踏まえ、30年に向け中間点を超えた24年は「ポストSDGsの検討元年」である。今、企業、自治体、関係者が何を行うべきか、皆様と共に考えていくべき。
この他、産官学関係者とのシンポジウムで笹谷がファシリテーターを行った。
また、橋本隆子教授が、Afternoon Plenaries「SDGs達成への折り返し地点現状と今後の展望」でパネリストとして参加した。
・青山学院大学「SDGs/CEパートナーシップ研究所(SDGs/CE研究所)」および千葉商科大学「サステナビリティ研究所」:2023年度成果報告シンポジウムを実施した。
【内容】玉木欽也(青山学院大学 経営学部教授)が所長を務める「SDGs/CEパートナーシップ研究所」と千葉商科大学「サステナビリティ研究所」(代表:千葉商科大学 基盤教育機構 笹谷秀光教授)の2023年度成果報告シンポジウムを開催した。
【日時】2024年3月12日【対面会場】青山学院大学 青山キャンパス内(ハイブリッド型開催)
【サステナビリティ研究所が関連したプログラム】
第Ⅱ部 13:00~16:30 青山学院大学・千葉商科大学の研究所成果報告シンポジウム
・当研究所と千葉商科大学サステナビリティ研究所(所長:笹谷教授)との共催
①特別講演 内閣府 地方創生推進事務局 参事官 谷浩氏
②SDGs/ESG/CEサステナビリティ経営の展開 青山学院大学 SDGs/CEパートナーシップ研究所の成果報告と展望 所長 玉木欽也
③ポストSDGsに向けた産学官連携 千葉商科大学 サステナビリティ研究所の成果報告と展望 所長 笹谷秀光
④ポストSDGsに向けたクリエイティブ企業の役割 グレートワークス株式会社 CEO 山下 紘雅
⑤パネルディスカッション『SDGs/ESG/CE産学官連携コンソーシアム(仮)』発足に向けて モデレーター 玉木 欽也 教授 パネリスト 谷 浩 氏、笹谷 秀光 教授、山下 紘雅 氏、西原 弘 氏:有限会社サステイナブル・デザイン 代表取締役(SDGs/CE研究所 客員研究員)