2026年2月17日
産学官協働による地域防災プロジェクト 中間報告
研究代表者 吉竹 弘行(千葉商科大学 教授)
共同研究者 榎戸 敬介(総合政策学部 教授)
西尾 淳(サービス創造学部 教授)
楜沢 順(総合政策学部 教授)
小野 聡(総合政策学部 准教授)
青木 佳子(人間社会学部 専任講師)
「地震・台風・酷暑」といった突発的なショックや、「少子高齢化・過疎・過密」「不景気・貧困・格差」「犯罪・暴行」等の慢性的なストレスに脅かされる都市が、これらを発展につなげる機会ととらえ、転換のきっかけとすることができる「レジリエントな都市」を目指すためにどのような機能を具備すべきかについて研究活動を行っている。
・2025年度の主な研究活動は、国府台赤レンガ建物の保存・活用調査と真間川手児奈橋の橋洗いで
ある。前者は市川駅南口図書館における展示会(11月1日~27日)での地図・模型の展示、後者は
第1回目の橋洗いを7月に、第2回目を11月に行った。 (青木佳子/榎戸敬介)
・2025年度の主な研究活動は、都市のレジリエンス指数に関する文献調査と関係機関へのヒアリン
グを行っている。(吉竹弘行)
②地域防災計画策定手法の研究
市川市国府台地区では、大学生・教職員等の帰宅困難者に対する地区防災計画がいまだ策定されていないため、対応計画を策定の上、地域防災計画に反映してもらう必要があり、そのための環境整備等について研究を行っている。
・地域防災計画を策定するための、事前教育および意識醸成のため、国府台地区に在籍する9教育機
関と国府台病院の連携組織「国府台コンソーシアム」の防災分科会で、「防災の日」イベントを実
施した(9/16)。(西尾淳/小野聡/吉竹弘行)
ジモトトピックス動画「防災の日」(ダウンロードが始まります)
・地域防災計画策定に関する学術論文として、「中山間地域における除雪行動の空間構造分析:住民
協働型シミュレーションの計画論的意義」を、『計画行政』誌に発表した。(小野聡)
・防災を含む地域の社会資源確認を地域住民向けイベントとして、「UDロゲインinいちかわ」を実
施した(11/30)。(西尾淳)


千葉商科大学 HP
③防災に関するドローン活用の研究
最近のメガハザードに対する各種調査において、ドローンが大幅に活用されており、本学を事例とした教育機関での各種ハザードへの罹災時対応への活用研究を行っている。学内での適用可能性を確認するため、「国府台コンソーシアム防災の日」イベントで、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の協力を得て、屋内試行運転を実施した。(楜沢順)
◎防災の日イベント報告
・9月16日(火)、本校において「国府台コンソーシアム防災の日」が開催され、あいおいニッセイ
同和損保様とドローンを使用し災害時の人命救助を想定とした説明及び実演を行なった。ドローン
の操縦は本校政策情報学部3年の服部菜々花(学籍番号2340098)が担当した。服部さんはドロー
ンの国家資格にあたる「無人航空機操縦師資格(2等)」を取得しており、1号館エントランスによ
ける室内での実演を成功と、本学における防災時のドローンの取り組みを多くの人に伝えることが
できた。
・「防災の日」ドローン実演(編集無し) https://youtu.be/0Pp61lLpUzw

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◎市川周辺の水害シミュレーション映像の制作
・市川から国府台までの海抜の低い地域における水害に関して住民に意識を高めてもらう意図で、コ
ンピュータグラフィックスとAIを用いたシミュレーション映像制作を行なっている。
・以下現時点で制作を進めているCGIの一部となる。
・シミュレーション映像 https://youtu.be/FloHNh33U6A?si=M1jwjMIuG43eNeud

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④松戸街道歩道拡幅の必要性に関する社会的合意形成手法の研究 市川市広域防災避難所である国府台スポーツセンターへの避難路問題を対象事例として、解決策である松戸街道歩道拡幅の合意形成を図るという手法の試行的研究を行っている。
・今年度は地域住民と連携した研究会の立上げを3月に行い、地域住民の水害避難対応に関するアン
ケート調査(3000世帯)を6月に実施し、回答の分析とともに避難行動に関するシミュレーシ
ョン分析結果の情報提供を行う形で住民の合意形成進化を図る試行活動を行った。(小野聡、吉竹
弘行)
・上記のアンケート分析・シミュレーションの成果報告を、日本計画行政学会全国大会および日本地
域学会年次大会にて発表した。(小野聡)
・今後、地域教育機関連携組織の国府台コンソーシアムと住民の両者で行政に働きかけることで、事
業実施可能性を高めていけるか否かの手法としての有効性の確認を行っていく予定である。(吉竹
弘行)
以上