過去入試問題および特長のある試験の例題を公開しています。
一般選抜個別試験型
2025年度 一般選抜個別試験型 記述式総合問題
【記述式総合問題(過去問題)】
次の文書を読んで、後の問いに答えなさい。
問題文書はこちら(320KB)
(出典:日本経済新聞(2023年10月9日付)より抜粋)
問1:図「著名な観光地の時間帯別来訪者割合」をもとに、どのような視点が必要だと筆者は考えているか。250字から280字以内で説明しなさい。
問2:オーバーツーリズムの問題解決のために、筆者はどのような策が必要だと考えているか。280字から310字以内で説明しなさい。
【解答例】
問1:(配点15点)
渡月橋では観光者が集中する時間帯の分散化が必要である。鎌倉高校前では2地点間の来訪ピークが異なるためその実態や原因を把握する必要がある。そのためには観光入込客指数のオープンデータ化を通じた現場利用も必要だ。また、地域住民の生活環境にどの程度、影響や不満を与えるかを把握する必要もある。観光地の人口規模が大きいほどオーバーツーリズムが顕在化しにくい問題性がある。観光をマネジメントする上で観光者の旅行行動の分析も重要である。観光は非日常的かつ低頻度であるため、旅行者が観光先を選択する際、不完全な情報下で主観的な意思決定をしてしまう問題があると筆者は指摘する。(279字)
問2:(配点:25点)
筆者は解決策として、以下の三点を提示している。第一に、入域料徴収等の「訪問に伴うデメリット付加」による経済的手段の導入である。第二に、ルールに基づく入域者数の上限設定や地域特性に応じた制限の設定である。第三に、「観光効用を高める選択肢や特徴」を提示し認知させる効果的な情報提供(SNS等の口コミ活用)である。これらは観光者の行動変容を促す可能性がある。観光需要の平準化やオーバーツーリズム対策は多様であり、地域特性に応じたPDCAサイクルによる検証が不可欠である。政策・事業の実施者が地域マネジメントを実感し、地域の「あるべき姿」を見据えたエビデンスに基づく成果検討が望ましい。(283文字)
一般総合型選抜(適性試験型) 適性試験<例題>
国語・数学・英語・総合問題からなる基礎学力検査です。PCを使ったCBT(Computer Based Testing)にて実施します。
【適性試験(例題)】
問題文書と解答はこちら(564KB)
併願総合型選抜(学力評価型)<例題>
「英語」、「国語」、「地理歴史・公民」(「歴史総合、日本史探究」、「公共、政治・経済」のうちいずれか1つのみ選択可)、 「数学」から2科目を当日選択のマークシート方式で実施します。(解答時間60分)
【併願総合型選抜(学力評価型)(例題)】
問題文書と解答はこちら(592KB)