介護福祉士をめざす学びをサポート、修学支援金の受給生が決定

人間社会学部

2017年12月8日

人間社会学部では、2017年度から導入した修学支援金の受給生を決定し、贈呈式を行いました。厳正な審査の結果、初の受給生に選ばれたのは、同学部1年の桑谷優作さん、絹川諒弥さん、鈴木康介さんです。

人間社会学部の修学支援金制度は、医療福祉分野の経営管理者への人材育成を目的に、人間社会学部と教育連携協力に関する協定を締結する湖山医療福祉グループ(代表:湖山泰成氏、東京都中央区)の協力を得て創設しました。

対象となる学生は、介護福祉事業に高い関心を持ち、介護福祉士の資格取得をめざす1年生です。在学中の4年間、湖山医療福祉グループの施設において介護業務に従事し、介護福祉士の受験要件となる従事日数(540日以上)の達成をめざすことを条件に、学内および同グループによる選考を経て、受給生を決定。月額3万円、1年間で授業料70万円の約半分に相当する金額を最長4年間給付します。

11月21日(火)、湖山医療福祉グループ統括本部を訪れた3名に、湖山泰成代表は介護福祉の現状やこれからの介護福祉士に求められる資質と能力、学生への期待を延べ、進呈書を手渡しました。
進呈書交付記念写真

3名は6月から順次、施設での就労を開始しており、介護の技術、施設の仕事、働き方などを現場で学びながら、学業との両立に励んでいます。この制度によって、将来のキャリアに繋がる知識とスキルの修得を経済的にもサポートし、学生の夢の実現を応援します。

学生の声

桑谷さん人間社会学部1年
桑谷優作さん
(藤代紫水高校出身)

介護業界の人手不足は、高齢者の多い病院で働く母から話を聞いていました。介護福祉士をめざそうと考えたのは、私は人と接することが好きで、介護に必要な体力にも自信があったからです。今はまだ利用者の方々に頼まれるままに動きがちですが、どのように接すれば自立支援に繋げられるかという点に注力して、学んでいきたいと思っています。将来は利用者の方々を笑顔にできる介護福祉士になりたいです。

絹川さん人間社会学部1年
絹川諒弥さん
(武蔵野高校出身)

介護が必要になった祖父母の生活を支えてくれた介護スタッフの方々の仕事を見て、私も人の役に立つ仕事がしたいと思うようになりました。施設で特に気を付けていることは、利用者の方々への接し方です。状態によって接し方も変わってくるので、どんな時にどうコミュニケーションを取ればよいか、経験を積み重ねていきたいです。利用者の方々が安心できる介護ができるようになることが目標です。

鈴木さん人間社会学部1年
鈴木康介さん
(多古高校出身)

私は高校時代、福祉施設に下宿していました。介護福祉士になりたいと思ったきっかけは、そこで毎日見ていた職員の方々の働く姿です。やりがいのある仕事だと感じさせるものがありました。まずは基本的な介護の知識と技術、コミュニケーション能力を身につけなければなりませんが、大学時代を通じて、卒業後の就職ですぐ役立つような専門性を高められるように努力していきます。