フェアトレードへの取組み

千葉商科大学フェアトレード憲章

千葉商科大学の創設者である文学博士遠藤隆吉は、1920年代における我が国の商業道徳の退廃を憂い、武士的精神の注入を通じてその回復を果たしたいと考えた。ここでいう武士的精神とは、相手を慈しむ心すなわち仁であり、根底には「卑怯なことはいけない」、「強い者は弱い者をいたわらないといけない」、「金銭よりも道徳を重んじる」という道徳観であり、行動規範である。千葉商科大学はこうした考えを基に、“まっとうな商い”を通じて未来を創造するため、「高い倫理観」、「幅広い教養」、「専門的な知識・技能」を有する人物「治道家」を育成する理念を掲げ、一切の人々を差別せず平等にみて自分の幸福と他人の幸福を同様に捉えることを大切にしている。

本学の建学の理念は、経済的立場の弱い生産者が作った商品を正当な価格で購入し、生産者の生活や社会の成長を支援する仕組みであるフェアトレードに合致する。ついては、本学に集うすべての人々、すなわち学生、教職員はフェアトレードを正しく理解し、その推進のため積極的に行動すべきである。

わたしたちはこれからもフェアトレードの推進活動を主体的に担い、世界中のすべての人々が笑顔で暮らせる持続可能な社会の実現を目指していく。