最新情報 2023年度

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11月1日~29日、政策情報学部榎戸敬介教授のゼミナール生が市川駅南口図書館で『赤レンガから展望する国府台のまちづくり~みんなで紡ぐ「国府台物語」~』を企画しました。

このイベントは赤レンガをいかす会とそのユース部、和洋女子大学家政学部の金指有里佳ゼミナールが連携して実施し、榎戸ゼミナールの参加は今回で3度目となります。

"赤レンガ"は、国府台に残る明治時代に建てられた建物です。旧陸軍施設として使用され、第二次世界大戦後から2002年までは血清研究所の施設でした。全国的にも珍しい「フランス積み」が特徴とされ、保存や活用を望む声が多くあります。

学生たちは、赤レンガの内部見学や国府台周辺のフィールドワークなどを通し、地域の有識者や大学教員などからまちの歴史について学びを深めてきました。今回の展示では、赤レンガを中心とした国府台地域の魅力をまとめたパネルと模型を作製し、見学者に「あなたと国府台にはどんな物語がありますか?」と問いかけ、ノートに思い出を記して模型に付箋を貼ってもらいました。

また、同学部の長尾雄行ゼミナールでは赤レンガ内部の4K3D高精細立体カメラでの撮影、吉羽一之ゼミナールは告知用のチラシとポスター制作を担当しました。

市川赤レンガ
市川赤レンガ

学生コメント

前回よりクオリティの高い模型にしようと苦労して制作したことが、見学者から評価されて嬉しかったです。明治時代の赤レンガは国府台の歴史を伝える貴重な資料で保護されるべきものだと感じました。プロジェクトを成功させるには、さまざまな組織の方と連携し、話し合いを重ねていくことが大切だと学びました。

政策情報学部3年 佐々木泰治さん(本学付属高校出身)

夏休み中、メンバーのスケジュール調整がとても大変でしたが、3年目は参加型の展示として進化させることができました。地域を理解するのに模型が役に立つことを実感し、卒業研究では模型制作の工程や展示を見た人からどのような反応を得られたのか、模型から地域をどのように理解できたのかなどをまとめています。

政策情報学部4年 飛田隼輔さん(鉾田第一高校出身)