アカデミックな山を登り、博士の頂をめざす

政策研究科委員長 栗林 隆

政策研究科は、博士課程のみの独立大学院です。大学卒業後に社会人としてキャリアを積んだ人は、大学院修士課程を経なくても個別審査に合格すれば入学できる特別な制度もあります。
政策学は、狭義には所与の条件の下で特定分野及び特定主体の客観的分析を想定していますが、本研究科では広義に捉え、あらゆる分野及びあらゆる主体を包括的かつ縦横無尽に分析することを視野に入れています。分析手法としては、理論・実証・制度・歴史・学説史・ケーススタディ等があります。
本研究科は、経験を積んだ社会人を積極的に受け入れるために、土曜日のみの開講を配慮した特別なカリキュラムです。ビジネス・フィールドでの蓄積を、先行研究のサーベイから焦点を当てた問題意識に基づいて、社会科学の多種多様な手法で分析することを試みるのが研究の第一歩です。そして、分析結果を精緻に考察することによって、キラッと光るオリジナリティーを引き出すことは、実学を重視する本学の風土です。
人生における、キャリアの出発点として、プライム・タイムの節目として、そして集大成として、博士の学位をめざしましょう。