中村元彦会計ファイナンス研究科教授の著書が日本内部監査協会「青木賞」を受賞!

会計大学院

2018年10月29日

中村元彦会計ファイナンス研究科教授の著書『IT会計帳簿論—IT会計帳簿が変える経営と監査の未来—』(白桃書房、2018年2月出版)が第32回(2018年度)一般社団法人日本内部監査協会「青木賞」を受賞しました。

この賞は故・青木茂男博士(早稲田大学 名誉教授)の内部監査研究業績を記念し、1987年に創設されたもので、監査に直接または間接に関連する学者・実務家等の研究業績について、優れた著書・論文としてまとめられたものに授与しています。

本書は会計帳簿がIT化することで生まれた、非常に広汎で大きな便益を引き出すため、会計そして会計に関連する内部統制や監査のあり方、ひいては会計の究極の目的である経営、そして新たな会計実務を担える会計人育成のあり方まで、会計を取り巻くさまざまな社会システムの現状を丁寧に整理しながら政策提案を行うものです。

今回の受賞は「いたずらに新しい主張に迎合することなく、地道にITによって影響される帳簿組織への影響の分析に取り組んでいる」「監査の基礎概念の分析的検討にも注力されており、内部監査の展開にも貢献するところが大きいと信じられる」といった評価を受けました。

中村教授は受賞を受けて「1987年に創設された伝統ある賞で、大変光栄に感じています。また、多くの先生方にご指導いただいたことが本書として結実したものと感謝しています。」と感想を話しました。

日本内部監査協会「青木賞」を受賞日本内部監査協会「青木賞」を受賞