人間社会学部生が「大学生観光まちづくりコンテスト2018」で「北陸経済連合会賞」を受賞!

人間社会学部

2018年10月24日

人間社会学部の「地域プロデューサー養成プロジェクト」で観光プラン作りを行うメンバーが、「大学生観光まちづくりコンテスト2018」(※)で「北陸経済連合会賞」を受賞しました。

「地域プロデューサー養成プロジェクト」は、観光でまちを元気にするため、現地でフィールドワークを行い、新しい観光プランをつくることをめざします。今回、本プロジェクトに参加する人間社会学部生は、福井県美浜町を訪れ、現地の観光資源や文化、食を体験し、観光プランを創出しました。

プロジェクトメンバーは、1年生と2年生の混合チームに分かれ、まずは対象となる地域、福井県美浜町が抱えている「海水浴シーズン以外に観光客が少ない」などの課題を洗い出し、その課題を解決できる観光プランの案出しを行いました。プランをまとめた後は、実際に現地でのフィールドワークを行い、さらにプランの改善を重ねます。その後、地元の観光協会関係者との意見交換会や美浜町役場でのプレゼンテーションを通じて、地元の方々からの率直な意見を伺いました。事前準備、フィールドワーク、現地の方々との交流を経験することで、説得力のある資料の作り方、分かりやすいプレゼンテーションの仕方を身につけられるのはもちろん、まちづくりを実践的に学ぶことができます。

「大学生観光まちづくりコンテスト2018」では、本学から応募した2チームのうちAチームが本選に出場し、審査員特別賞の1つである「北陸経済連合会賞」を受賞しました。受賞したプランのタイトルは「北陸Flowerキャンドル」。Aチームは、企画の案出しをする際に、美浜町のシンボルであるつつじの花言葉が「恋の喜び」「初恋」であることを知り、さらに調べると北陸3県にある市町村のシンボルの花言葉が「恋」や「愛」に関するものが多いことが分かりました。これは、地元の人たちにあまり知られていない発見でした。

ここから、地元の花を使ったフラワーキャンドルを思いつきます。プランは、フラワーキャンドル作りを体験するのはもちろん、作ったキャンドルを町内に展示してキャンドルアートを作り、そのキャンドルアートを見に来た人たちが次に美浜町を訪れる人のためにフラワーキャンドルを作る、という世代や性別を問わずに楽しめ、且つ何度でも訪れたくなる継続的な内容となりました。コンテストでは、「花をテーマにしているのが新しい」「実現可能性が高い」と評され、受賞につながりました。

※「大学生観光まちづくりコンテスト」(主催:大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会、事務局:株式会社JTB総合研究所、株式会社三菱総合研究所)は、観光まちづくりを通じた地域活性化プランを競うコンテストで、全国の大学生を対象とし、2011年から毎年実施されています。

まちづくりコンテスト1まちづくりコンテスト2

まちづくりコンテスト3まちづくりコンテスト4

学生の声

越坂さん

「観光まちづくりプラン」は単なるツアー企画ではなく、観光を通じて地域資源を発掘・活用し、地域自体が大きく活性化するような企画を作る必要があります。フィールドワークを体験したことで、地元の人にもあまり知られていない観光資源を見つけ、自分たちもわくわくするプランを作ることができました。誰もがわくわくすることを考えてみると、地域が活性化するエネルギーになるかもしれないと、本プロジェクトを通して学びました。来年のコンテストでは、さらにプランを深堀りして、ブラッシュアップした案をプレゼンしたいと思います。そして、プランの実現化をめざしたいです。

人間社会学部2年 越坂真衣(こしさかまい)さん(入善高校出身)