東呉大学
国際教養学部 林千尋
参加したプログラムの内容について
初日始業式後、少人数クラスに分かれ、授業開始
- 8月27日までは他大学の学生や社会人の方も一緒に受講
- 9月6日以降は千葉商科大学の学生のみの授業(ただし少人数クラス継続)
【月曜・水曜・金曜】
3時間(単語、文法、スピーキング、文章構成)、30分 現地学生との交流
9時00分~9時50分 休憩(10分)
10時00分~10時50分 休憩(10分)
11時00分~12時00分
13時00分~13時30分
【火曜・木曜】
3時間(単語、文法、スピーキング、文章構成)、2時間(中国文化、物語など)
9時00分~9時50分 休憩(10分)
10時00分~10時50分 休憩(10分)
11時00分~12時00分
13時30分~15時30分
週ごとの振り返り
8月9日 開会式、授業開始
8月24日 成果発表(前半)
→Vlogを個人で作成(約3分の動画で私の日常を紹介)
8月27日 成果発表(前半)
→少人数グループあるいはクラスのメンバーごとによる発表会
9月21日 成果発表(後半)
→個人でプレゼン
9月23日 成果発表(後半)
→少人数グループによる発表
9月24日 成果発表(後半)
→個人、あるいはクラスのメンバーごとによる発表会
プログラムの進行・説明・教師とのインタラクションについて
- 第2週金曜日 読解問題テスト(40分)
問題数20問、短文読解、長文読解等5ページ程 - 第3週金曜日 リスニングテスト(40分)
問題数14問(録音3回) - 第5週木曜日 スピーキングテスト(5〜10分)
筆記試験、小論文
自分のレベルの適合
【午前の授業】
プログラム前半(8月9日~27日)は千葉商科大学のほかに、他大学の学生や一般の方も参加していたため、1クラスあたり約6人で授業を行なっていた。後半(9月6日~24日)は千葉商科大学の学生のみだったため、さらに少人数の授業となった。(私のクラスに関しては後半、4人で授業を受講)
授業はスライドを共有し、先生が書き込みながら授業を進める。同時にチャットも利用するため、聞いて理解できなかったときにはチャットで送られてきた文章を見て理解することができる。また、毎回録音をしてくれるため、授業後にアーカイブを見ながら復習できる。
先生は非常に生徒思いで、何度も丁寧に説明してくれた。
【午後の授業】
ノートに書いて理解を深めるのではなく、基本的に「見て、聞いて、実践して」を繰り返す授業。動画をみたり、実際に調理自習をやったりなど、少し遊び要素が含まれた授業で、気楽に楽しく受講することができた。
先生は陽気で、非常に発言しやすい雰囲気だった。説明はやや早かったが、理解できなかった箇所を授業後に質問した際は、理解するまで何度も対応してくれた。
【課題】
- 成果発表に向けて個人あるいはグループで作業を進める(プログラムが始まってすぐに最終課題の発表がされるため、準備時間は十分にある
- 学んだ単語を用いて文章を作成(2回ほど)
- 作文したものを録音して音声を提出(2回ほど)
【授業内での交流・教員との交流・クラスメイトとの交流】
- 教員との交流
授業内では、指名された人が質問に回答する。授業内で質問できなかったことは、授業後にZOOMに残って質問する、あるいはLINEを利用して疑問点を解決していた。 - クラスメイトとの交流
午前中の授業では1日に2回ほどグループワークがあり、日本人学生同士で会話をしてコミュニーケーションをとる。発言者が言葉に詰まっている場合は、クラスメイト同士でお互いに手助けしながら授業を受けることができた。授業中は終始カメラをオンにするのでお互いに相手の顔が見られる。また、LINEのグループ(オープンチャット)があるため、教員だけでなく、学生同士のコンタクトも取りやすい。
自分のレベルとの適合について
- 授業内容
やや難しかった部分もあったが、自身のレベルに適していたと感じる。単語や文法、その他中国の文化など、新たな知識を身につけることができた。 - 教員
私のクラスの先生は比較的ゆっくり発音してくれたため、聞き取りやすかった。聞き取ることができなかった場合は、すぐにチャットをしてくれたため、比較的スムーズに授業が進んだ。 - クラスメイト
クラスがレベル別で分けられていたため、授業を受けやすかった。単語が出てこなくて、発言に困っている時にお互い手助けをしながら受講することができたため、非常に学びやすい環境だった。
プログラムによってどれだけ目標が達成されたか、エピソードは実現できたか
便利な翻訳アプリやネットに頼らず、「自身の考えた言葉で相手に伝える」という目標を達成することができた。国内プログラムから成長した点としては、わからない単語を別の言い方で表現し、相手に伝えることができるようになった点である。アウトプットを習慣づけたことで、国内プログラム終了時に立てた目標を達成することができた。
具体的なアウトプット方法は、「SNSを利用して先生と会話をすること」「テーマを決めてひたすら話し続けること」「SNSで知り合った台湾人とチャットを通して交流すること」である。今までは参考書や単語帳を見るばかりでインプットばかりの勉強方法だった。それでは単なる知識の積み重ねに過ぎないため、人と話す、そして相手に伝える練習をするべきであると感じた。
その結果、「自身の考えた言葉で相手に伝える」という大きな目標を達成することができた。
今後受講する学生へのアドバイス
何か一つでも目標を持って受講することが大切であると考える。また、予習復習は必ずするべきである。一回の授業で学ぶ単語や文法の量が非常に多いため、復習をしなければ翌日の授業に遅れを取る可能性がある。復習をすることで理解できていなかった箇所に気づくこともできるため、必ずしてほしい。