オンラインプログラム(タイ)

パンヤピワット経営大学

積極性は自分を変える

国際教養学部 小谷桃萌

プログラムを通じて学んだこと
今回プログラムに参加し、全体を通して学んだことは多くあった。その中でも特に、何事にも積極性が大事であることを学んだ。ほとんどの参加者が積極的で、質問が飛び交っていた。私は自分の英語が拙く、発音などを気にすることがあったが、それぞれの国特有の英語の訛りがあり、皆自信を持って英語を話しているところを見て、発音や細かい文法が大事なのではなく、自分の意見・考えなどは自信を持って相手に伝えることが大事なのだと感じた。
また、タイの伝統的な踊りや食文化、言語を学んだ。タイ語での自己紹介、挨拶の仕方や、実際にその場で伝統的な踊りを一緒に踊るなど、楽しい時間を過ごした。そしてCP Groupの講義では、食や流通、SDGsに関することを学んだ。中でもSDGsに関しては以前から関心を持っていたので、非常に興味深かった。CP Groupは、7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに、12.つくる責任 つかう責任、13.気候変動に具体的な対策を、以上の目標を持続可能な開発をするために掲げており、日本でも行われているプラスチック袋を減らす活動や、マイボトルを持参するように呼びかけるなど、地球に優しい活動をCP Groupは推進していることを学び、より環境問題に関心を持つきっかけとなった。
オンライン授業ならではの学びや気づきは、国によって最大8時間もの時差があるので、会議をする時間を合わせるのが大変だった点である。パワーポイントを作る際は、パワーポイントを共有しながら作成していたので、会議の時間に終わらなくても、いつでも好きな時間に編集できることが便利であると思った。また、現地に直接足を運ばなくても、パソコン1つで世界中の人とつながることができ、質の高い教育を受けられることに驚いた。費用をかけなくても現地にいるような体験ができるのは、オンライン授業ならではの、良い点であると思った。

成長したこと
今回のプログラムでの反省点は2点あった。
1つ目はプログラム中に積極的に質問しに行けなかったことである。講義の内容が理解出来ていない部分があったが、英語でどのように質問すれば良いのだろうかと考え込んでしまい、勇気を持って質問できなかったのが反省点であった。
2つ目は、準備が足りなかった点である。5カ国から集まったチームでのグループワークで、プレゼンの準備として、健康に関する製品を選んでグループ内で提案する課題があった。自分が提案した商品が最終候補に選ばれたが、選んだ商品の情報量が少なく、最後に商品をアピールできなかったので、より多くの情報を英語で準備しておくべきだったことが反省点である。
自身が成長した点は、グループ内では積極的に英語で話せるようになった点である。5人のチームの中で最年少であり年も離れていたので、始めはとても緊張し、思うように英語が話せず会話にあまり参加できないでいた。しかしチームで課題が終わった後に雑談などをしていくうちにメンバーと打ち解けることができ、段々英語で楽しくコミュニケーションをし、課題を進められるようになったことが、成長したと感じたと同時に嬉しい気持ちになった。ここで、9月に行われた国際教養学部でのイベント(ベトナムFPT大学での交流)での悔しさを晴らすことができたと思う。当時はコミュニケーションすらままならず、相手に対しても申し訳なかったが、今回はしっかり会話ができたので成長を感じた。

今後にどう生かすか
今回の経験を、普段の大学生活や、今年行く予定である留学に生かしていきたいと思う。
プログラムに参加して、海外の友達を作ることが出来たのが最も嬉しかったことであった。プログラムが終わった後も、フェイスブックでやり取りをしているので、SNS上ではあるが、それぞれの国の文化や生活を知れることは自分にとっても有益なことである上、興味深いと感じている。
グループワークでは、計3回会議を行ったが、1回の会議につき2時間~3時間と、かなり長い時間会議を行ったが、そのうちの7割程が雑談であった。課題が終わるか不安だったが、最後は集中して取り組んだので、無事終わらせることができ、安心したと同時に、雑談の中でそれぞれの国の食文化や、言語を知ることができ、良い思い出になった。日本は1番時間が進んでいるので、日付が変わった後まで会議が続くことがあったが、「今日はもう終わりにして寝ていいよ」や「日本はもう0時過ぎたよね?」などメンバーが気にかけてくれていたことがとても嬉しく、優しいメンバーに恵まれていたと感じている。また、私のグループはそれぞれの個性を大事にするグループであったので、パワーポイントの作成時は、特に文体やデザインを統一せず、自分の考えを自由に反映させることが出来たので、自由に楽しく課題を進めることが出来たと思う。 パワーポイントの作り方では、それぞれの国によって違いが見られたが、見やすくて良い面が沢山あったので、吸収して大学生活のプレゼンに生かしていきたいと思う。
これらの経験から、 積極性やコミュニケーション能力を向上させることができたと自分自身でも感じているので、留学先でも分からないことがあれば質問をするなど、積極的に行動し、海外での生活を有意義なものにしていきたいと思う。

さいごに
この一週間という短期間で、3つものプレゼンをしなければいけなかったので、大変なことが多かったが、国境を越えて互いに助け合い、協力し合いながら1つの課題を完成させ、発表までの一連を終える達成感に喜びを感じた。次回このようなプログラムがあれば、自身を高めるためにまた参加したいと思う。