オンラインプログラム(オーストラリア)

サザンクロス大学

国際教養学部 長谷川宙美

参加したプログラムの内容について

【研修期間とスケジュール】
1日3コマ(平日のみ)
(1) 9:00~10:00/知識習得のインプット型講義
(2) 10:15~11:15/発言(アウトプット)型の講義
(3) 12:00~13:00/現地スタッフとのコミュニケーション

週ごとの振り返り

  • Week 1:Australian culture, Indigenous Culture
    オーストラリア特有のマナーや文化を中心に知識を得る講義が多かった。アボリジニなど先住民についての内容も含まれていた。
  • Week 2:Festivals and celebrations
    クリスマスやバレンタインなど、日本にも浸透しているお祭りがオーストラリアではどのように行われているかなどを調べた。それを基にグループプレゼンテーションを行う内容だった。参加したグループでは、オーストラリアの祭り“The Parks Elvis Festival”を選択し、1人5分の20分程度の内容にまとめた。
  • Week 3:Australian animals
    代表的なコアラやカンガルーだけでなく固有種のタスマニアデビルなどの動物の生態についての知識を深めた。Zoomを使用した現地の人とのコミュニケーションの時間では、調べて得た知識を伝えるというアウトプットスキルを強める内容となっていた。
  • Week 4:Australian travel and leisure
    オーストラリアの観光地やランドマークについての知識を得る内容だった。最終週のプレゼンテーションに通ずる内容であった。
  • Week 5:Environment
    オーストラリアの乾燥した気候による森林火災、近年の海洋汚染によるグレートバリアリーフの海の生き物たちをどのようにして守っているのかを学ぶ内容となっていた。
  • Week 6:Presentations and Movie
    ペアを組んでの最終プレゼンテーション内容は、オーストラリアの旅行を想定したプラン設計だった。作業を進めるとともに、6週間の総まとめとして英語での映画視聴で内容に関するクイズを解いた。

プログラムの進行について

  • 内容
    オーストラリアの文化や知識についてスライドを用いて担当教員からの説明がある。
  • 挙手のタイミング
    質問がスライド上に表示され、挙手ボタンを押して発言
    担当教員の口頭での質問はマイクをオンにした学生から発言していた。
  • 演習・課題の内容
    学んだ内容の穴埋め、次週行う内容の予習となっていた。
    プレゼンテーションの評価内容を提出することもあった。
  • その他
    電子ホワイトボードの機能を使い、複数の回答がある質問を一斉に記入。

【授業内での交流・教員との交流・クラスメイトとの交流】

  • ブレイクアウトルームでの少人数でのコミュニケーション
  • Zoomでのインタラクティブな活動後の感想のやりとり
  • クラスメイトは全員日本人で多数の大学からの参加

【授業外学習、課題、宿題】

  • LINEを使用したグループチャットによる日常英会話
  • 宿題に関しては、学んだ内容のプリント穴埋めや次週行う内容の予習となっていた。

【テストの実施について】

  • Week 1:Placement Test(Writing)/事前確認テストとして上記で説明
  • Week 2:-Nothing-
  • Week 3:Group Presentations(Festival)
  • Week 4:Quiz/(1) Reading(True or False) (2)Listening
  • Week 5:Exit Writing Test
  • Week 6:Pair Oral Presentations(Travel planning in Australia)

自分のレベルとの適合について

  • 現地教員
  • 担当教員は2名。特にメインの女性教員は自主性を重んじる傾向にあり、発言する生徒との交流が盛んだった為、とてもスムーズに受講できた。口語の文法に関しては指摘されずに、読み取ってもらっていた印象が強い。正しい言い回しは身についていない体感がある。一方男性教員は、バランスよく生徒を選択する進行であった為、日本人には合っていると感じた。
  • クラスメイト
    千葉商科大学の学生と他大学の学生約20人のクラスで6週間学んだ。特に、他大学からさんかしていた学生とは講義外でも個人的にコミュニケーションを取り、勉強へのモチベーションを高め合えた為、とても成長に繋がる6週間であった。

プログラムによってどれだけ目標が達成されたか、エピソードは実現できたか

プログラム参加後には、短文であれば英語で発言する事に緊張感を持つことがなくなった。質疑応答の時間に、自分から挙手をして考えながら意見を述べた。最後の卒業式では、学生からの言葉として発言することが出来た。目標に英語で自分の意見を伝えることの成功体験を掲げていた為、目標を達成出来たと言える。
不足していた点は、クラス講義以外に任意で参加するコミュニケーションイベントの案内があったが、私用が重なり参加できなかったことである。自分から飛び込んでいくという経験ができるチャンスだった。参加していれば良かったという後悔の念が残る。

今後受講する学生へのアドバイス

受講内容自体は難しいものが無く、理解することが出来ます。授業では、なぜそのように考えたのかを英語で伝え、他者とは違う意見の時はそれを自分の言葉で伝えることがプログラム内では重視されます。指名されるのを待っている受け身の姿勢では、成果を得ることは難しいと思います。サザンクロス大学のスタッフの方々は質問や疑問に丁寧に答えてくれます。友人に聞くのではなくスタッフに聞くことが大切だと思います。