創立90周年記念事業として、日本税理士会連合会(日税連)会長 神津信一氏との鼎談を開催しました

会計大学院

2018年1月25日

昨年12月23日(土)、本学創立90周年記念事業として、日本税理士会連合会(日税連)会長の神津信一氏をお招きし、本学の原科幸彦学長および石黒秀明会計ファイナンス研究科長との鼎談を行いました。

本学90周年記念スローガンの「高徳の実業人を創る」というテーマを元に、原科学長からはCUCの現状と取り組み、石黒研究科長からは会計大学院の現状と取り組み、神津会長からはこれからの税理士の役割についてお話しいただきました。

お話の中で、AIに取って代わられない税理士の付加価値としてリーガルマインドが挙げられ、会計大学院がその税理士としてのリーガルマインドを醸成していく教育機関であること、さらにリーガルマインド教育そのものが本学の建学理念と合致しているといった共通見解を得られました。

その後、昨今巷を賑わせている企業の不正会計問題をクローズアップし、企業のコンプライアンスや企業倫理について三者で議論を深めました。
原科学長から新渡戸稲造の武士道精神が引き合いに出され、新渡戸稲造が日本のモラルの源泉であるとした武士道の核心である「義」についての言及がありました。「高徳の実業人」が倫理観をもって「勇」を貫くためには「義」(正しい判断)が必要で、会計コンプライアンスや税務コンプライアンスとも繋がっていきます。
説明責任をきちんと果たすことのできる人材が求められるという共通理解を確認し、本鼎談は締めくくられました。

なお、後日、本鼎談の内容を本学WEBサイトにて動画等で公開いたします。本学創立90周年の幕開けを飾るに相応しい、素晴らしい意見交換の結実となりました。ご興味のある方は是非ともご視聴ください。

日税連会長神津信一氏との鼎談日税連会長神津信一氏との鼎談