サービス創造学部の学生8名が参加した「大学生意識調査プロジェクト(FUTURE2024)」は、"「大学生の情報の利活用」に関する意識調査"の結果について、2024年12月9日にプレス発表を開催しました。
「大学生意識調査プロジェクト」は、学生たちが広告やマーケティング・リサーチを実践的に学ぶことを目的に行われており、主催の公益社団法人東京広告協会の指導、サポートのもと、広告・マーケティングゼミで学ぶ大学生の有志が参加しています。1995年から続く歴史あるプロジェクトで、発足当時から調査の企画・実施・分析など、一連の作業を学生が行っています。
2024年度のプロジェクトは4月に、本学および青山学院大学、江戸川大学、駒澤大学、専修大学から集まった学生28名で結成。本学から参加した8名は、サービス創造学部松本大吾教授のゼミナールでマーケティング・コミュニケーションを研究しています。
今回の調査テーマは「「大学生の情報の利活用」に関する行動・意識の変化」。幼少期から日常的にデジタル媒体に触れて育った現在の大学生が、どのように情報と関わり、発信する際に何を意識しているのか、さらに、近年登場した生成AIとの向き合い方、活用の仕方について1,000人を対象にアンケート調査し、回答を分析しました。
調査では、大学生の約6割が対話型生成AIを利用。「勉強のサポート」では約8割が積極的に活用していました。そして、さまざまなデジタル媒体から合理的・効率的に情報を収集し、高品質な情報を見極める工夫をしていることが分かりました。また、テキストによるコミュニケーションでは相手の意図や目的を的確に把握するために対話を行い、自己仮説を検証した上で最適解を導き出す、というプロセスを循環して行っていることが明らかになりました。
【参加学生】
サービス創造学部3年
石神勇輝さん(鹿島学園高校出身)
伊藤美月さん(伊奈高校出身)
河晃祐さん(星野高校出身)
佐藤美鈴さん(茂原高校出身)
菅原夏奈美さん(宮城野高校出身)
平間有紗さん(勝田高校出身)
堀口凜華さん(鶴岡北高校出身)
山西こころさん(三島南高校出身)
他大生と学ぶことができ、広告会社の方に実務的な領域を教わることに魅力を感じ参加しました。このプロジェクトでは、テーマ設定、アンケートの質問方法、回答の結果のコーディング、そこから事実・解釈・主張を考えることまでを行います。特に「事実から解釈を考える」ことは、解釈が飛躍しすぎると事実との結びつきが遠くなってしまうので「考え方の距離感」を掴むのに苦労しました。8カ月間、共に学んだメンバーに出会えたこと、広告会社の方の指導により実務での応用の仕方なども考え、学ぶことができたことに感謝しています。
菅原夏奈美さん