学長メッセージ

宮崎緑学長

今、激しく世の中が変動しています。活動の主戦場がリアル・ワールドからサイバー空間に重心を移しつつあり、国際社会の力学が変化し、国内でも経済、政局が極めて不安定、そんな歴史的転換点にあって、幸せを追求し、充実した日々を過ごし、その人のライフスタイルそのものが時代を創るような魅力的な人材を育てるのが私たちの使命です。
約100年前の建学の精神でこうした人間像を「治道家」即ち大局的な見地に立ち、時代の変化を捉え、社会の諸課題を解決する高い倫理観を備えた指導者と定め、折々の社会状況に合わせて育てて参りました。AIを使いこなし、フェイク情報を見極めるリテラシーを身につけ、価値観を醸成し、高い視点から世の中を見つめるには、従来の細分化された縦割りの学修だけでは届かない、様々な領域を俯瞰する学問体系が必要です。それに応える学部学科の再編及びカリキュラムの再構築をしました。
Think globally, act locally.
「今」が求める人材を「未来」にも求め続けられるよう力をつける新生CUCの教育の場で、一緒に時代を紡いでいきましょう。

宮崎緑

プロフィール

宮崎 緑(みやざき・みどり)

神奈川県出身。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
同大大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了。法学修士。
1982年日本放送協会(NHK)報道局ニュースキャスター。
1988年東京工業大学非常勤講師を経て、2000年本学政策情報学部助教授、2006年教授。2010年同学部長。
2015年~国際教養学部初代学部長に就任(~2021年)、国際教養学部教授、奄美パーク園長、田中一村記念美術館長を兼務。