学生コメント(第10期生)

2025年度留学実績

期間:2024年9月~2025年7月

私は、約10カ月間、中国の上海立信会計金融学院に留学し専門科目と語学を学びました。上海という国際都市で生活し、日々さまざまな文化や価値観に触れた経験は、私にとってとても大きな財産になりました。特に、クラスの友人と互いの大学生活の違いや将来のキャリアについて話し合ったことは印象に残っています。同時に自分の考えを中国語で伝える難しさと楽しさを知ったことで、語学学習のモチベーションが大きく高まりました。

授業では、ビジネス中国語、専門中国語読解、中国文化概論、異文化ビジネスコミュニケーション、英米文学研究、西洋文明史、日本社会と文化、ビジネス英語実践などを履修しました。特に、異文化ビジネスコミュニケーションとビジネス中国語では、交渉やプレゼンテーションなど実践的な課題が多く、中国語または英語で発言する力が求められました。 また、グループディスカッションでは、中国人学生の英語能力の高さとスムーズな議論にに驚き、自分も積極的に発言するように心がけました。

留学前は、HSK4級レベルで語学力に不安がありましたが、主体的に学ぶことで、自然とリスニングスキルとともに、中国語の語彙力が上がり、自分の意見を伝える力が身に付いていきました。その結果、HSK5級に合格することができ、自分の努力が形になったことを強く実感しています。

また、中国に対する印象も大きく変わりました。断片的な情報から中国に対して偏ったイメージを持っていましたが、生活する中で、人々の親切さや温かさに触れ、実際に見て、話して、感じることの重要性を強く思いました。

今回の留学は、自分の視野を広げ、異文化を理解するきっかけにもなりました。今後は、この経験を生かし、日本と中国をつなぐ存在になりたいと考えています。留学で培った積極性と行動力を忘れず、これからも新しい環境に挑戦し続けたいと思います。

浅沼翔太(国際教養学部3年)