最新情報 2020年度

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人間社会学部生がアクティブ・ラーニングの一環として市川地方卸売市場の駐車場で月2回(第2・第4土曜日)開催される「いちかわごちそうマルシェ」に運営スタッフとして参加しました。

いちかわごちそうマルシェは市川地方卸売市場を運営する株式会社市川市場が主催するもので、従来の市場機能だけでなく地域住民の交流の場となることを目的に2020年11月にスタートしました。マルシェでは野菜や花、加工品などの特産品が市川市や千葉県内だけではなく全国から集まり販売されています。2020年は3回開催され、初回は1,500人、2回目以降は各1,000名ほどの来場者がありました。

株式会社市川市場の依頼を受け、企画段階から携わっていた人間社会学部小口広太専任講師(専門:地域社会学)の声掛けにより人間社会学部の1年生15名、2年生3名、3年生3名の計21名が参加し、事前準備から、当日の受付(検温、手指消毒含む)、販売、駐車場誘導、場内巡回、SNSでの情報発信などを行いました。

学生たちが主体的に活動することでいちかわごちそうマルシェのスタッフの方から「若い学生が参加することでマルシェに活気がうまれる」「マルシェを盛り上げてもらえて助かっている」と、一緒にマルシェを作り上げていきたいとのお言葉をいただきました。

今後は学生が企画したパラスポーツのボッチャ体験交流イベントを月1回、マルシェ会場で開催する予定です。また山崎製パン株式会社とのコラボ企画としてシチューにあうパンの販売をする等、学生のアイデアを生かした企画を実施していく予定です。

今回の活動は学生たちにとって食と農の連携や多世代交流の場づくり、地域活性化について学ぶとともにひとつのプロジェクトを作り上げる企画力、協働力を養うことにつながっています。

いちかわごちそうマルシェ
いちかわごちそうマルシェ
いちかわごちそうマルシェ
いちかわごちそうマルシェ

学生コメント

高校まで福島で地域活性化の活動をしていたこともあり、市川市でもなにかアクションを起こしたいと思い、参加しました。初回はコロナ禍ということで来場者数が見込めず誘導に手間取ったところがありましたが、できるだけ会話を最小限に抑えつつ必要な情報を上手く伝えることを心がけて活動を行いました。マルシェでは販売している食品も安いので、私たち学生が運営に携わることによって同年代や一人暮らしの学生に利用してもらえるよう積極的に取り組んでいきたいと考えています。またこの経験をこれからの地域交流やコミュニケーションに生かしていきたいです。

人間社会学部1年 木下義己さん(福島北高校出身)

オンライン中心の授業でアクティブ・ラーニングの機会が減ってしまい残念に思っていたところ、この活動の話を聞きオンラインでは学べないことが学べると思い参加しました。私はマルシェを宣伝するために店舗の紹介や当日の様子をInstagramに投稿し、その際ハッシュタグを活用して多くの人に見てもらえるよう工夫したところ、実際にInstagramを見て来場してくれた方も多くいらっしゃいました。今年はコロナの影響で規模を縮小して開催せざるを得なかったため、来年度は出店数を増やし、今年できなかったプロジェクトを実現していきたいと考えています。

人間社会学部1年 太田紗那さん(いわき光洋高校出身)

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