4月1日、学生団体SONE(以下、SONE)が小学4年生以上の児童とその保護者を対象とした「地球温暖化について考える親子イベント」を開催しました。
本学は、市川市と互いがもつ資産を相互に活用して地域への貢献、発展に資することを目的として2008年5月より包括協定を締結しています。このイベントも包括協定の一環として開催しました。
当日は7組の親子、総勢16名が参加。日本ではじめて電力での「自然エネルギー100%大学」を達成した本学で、省エネ啓発活動に取り組む学生団体SONEが講師となり、温暖化の原因や地球環境への影響について説明しました。
特に、省エネ対策には断熱も有効であることを昨年夏にSONEが実施した教室の断熱化を例に解説しました。隙間風を防ぐモヘアテープの設置などの自宅でできる断熱DIYの事例を紹介。実験やクイズも交えながら、断熱材や二重窓の効果も体感してもらいました。
また、キャンパス内の太陽光パネルや蓄電池設備の見学も実施しました。
参加した子どもたちからは「断熱の役割がよく分かった。」「カーテンを二重にして、すぐに断熱をしたい。」「大学の施設を見学できて楽しかった。」などと感想が寄せられました。
子どもたちに興味をもってもらえるように説明の間に動画や実験を挟み、話が長くならないような工夫をしました。断熱効果の実験は複数の方法を試し、一番安定して結果が出るものを考えました。ただ、試した日より気温がかなり高くなったので、温度の変化がうまく伝わるかどうか不安でした。当日は屋上の太陽光パネルの見学会が好評だったのと、家庭でも簡単にできる省エネ方法を紹介したので、実践してみたいという感想をいただきました。今後、さらに多くの人にSONE活動を通して地球温暖化について考える機会を作りたいと考えています。
商経学部商学科4年 伊藤綾香さん(鎌ケ谷高校出身)