サービス創造学部の正課授業科目「プロジェクト実践」を履修するコミュニティカフェ・プロジェクトの学生が、期間限定カフェ「CAFE REYKJAVIK(カフェ レイキャビク)」を学内(12月2日、3日)とJR市川駅直結ショッピングセンター内「たべるば」(12月7日、8日)に出店しました。
これまで、SDGsの啓発活動として、フェアトレードと地産地消の商品を提供することで、エシカル消費を意識してもらう企画を提案してきましたが、新たな試みとして、ジェンダーをメインに取り上げ、来店者一人ひとりに考えるきっかけとなるような企画をめざしました。
今回は、ジェンダーギャップ指数が15年連続世界1位の「アイスランド」から、独自の文化が残るクリスマスをテーマに設定し、市川市内の企業や店舗の協力を得てメニュー開発やイベント企画を行いました。
11月19日には、駐日アイスランド大使館を訪問し、アイスランドの文化やアイスランド人のジェンダーに対する考え方などを、商務・広報担当官の保坂亮介氏に教えていただきました。大使館で学んだことをもとにパネルを制作し、来店者に日本との違いなどを説明をしました。
また、公益財団法人日本女性学習財団からはパネル『発見! ジェンダー』をお借りし、暮らしや社会に潜むジェンダーのイラストから、共感できたものや気になったものにシールを貼ってもらいました。そのうえで自分の考えを付箋に書いていただき展示していきました。
期間中、多くの方が来店しアイスランドにちなんだフードやフェアトレードコーヒーなどを楽しみながらジェンダーやエシカル消費について理解を深めました。
ジェンダー平等を啓発するという初の試みに不安もありましたが、日本女性学習財団やアイスランド大使館の方々に協力いただいたおかげで日本の現状を深く認識することができました。ジェンダーの問題に限らず、社会課題について考えられるきっかけの場を提供することが必要だと感じました。また、興味関心を引くように企画や広報発信を工夫することが重要だとわかりました。今後も「実践をする、行動に移す」ということを大切にしていきたいです。
サービス創造学部3年 小松里菜(北杜高校出身)
イベントリーダーとして企画から運営、プロジェクト全体の進捗把握、外部との調整などに苦労しました。ジェンダー平等の大切さをより深く伝えるため、アイスランド大使館を訪問し、約1時間半をかけてアイスランドの現状を教えていただきました。疑問に感じたことはインターネットで調べるだけでなく、実際に足を運んで詳しい方の話を聞いてこそ、より理解が深められると感じました。この経験で学んだことを次の世代へ伝え、メンバーの成長につながる環境作りに力を入れていきたいです。
サービス創造学部2年 佐藤望琴(幕別清陵高校出身)
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