最新情報 2024年度

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8月23日~9月13日の約3週間にわたり、株式会社千葉興業銀行連携の長期企業研修「特別講義(インターンシップ実践)」(全16回)を実施しました。3年生7名が参加し、銀行業務の概要や提案力を高めるプレゼンテーションの基礎を中心にビジネススキルについて学びました。

本講義は、2022年11月24日に締結した株式会社千葉興業銀行との連携協定の『インターンシップの実施およびキャリア支援による人材育成』における取り組みの一環です。ビジネスにおける課題設定・課題解決方法を学び、より実務に近い経験を通して、学生が自身のキャリアの可能性を見出し、日々の学習の動機づけを行うことを目的としています。

講義では、地域活性化を事業目的とした千葉興業銀行100%出資子会社である株式会社ちばくるから「地域産品を利用した商品開発と販売戦略」をテーマとした課題があり、学生は2つのグループに分かれアイデアを出し合い、資料作りからプレゼンテーションまで行いました。
最後の一週間は、千葉興業銀行の取引先企業である株式会社拓匠開発の協力のもと、法人コンサルティング業務の理解を深めるとともに、同社などが開催している夜間のアートフェス「YohaS(夜ハス)」での企画づくりにも挑戦しました。「千葉県が抱える問題の一つである『竹害』。竹をいかして竹灯籠をつくるのはどうか」「YohaS(夜ハス)は子どもが楽しめる催し物が少なく、周辺の混雑が課題。子どもが楽しむことができる体験型アクティビティであるスタンプラリーで解決できないか」など、学生視点の考えを、思い思いにプレゼンしました。

千葉興業銀行特別講義
千葉興業銀行特別講義

学生コメント

私は金融業界への就職を志望していることから、実践的な業務体験ができる機会は貴重だと考え受講しました。昨今の銀行業務では企業価値向上支援に力を入れており、行員は課題解決能力や柔軟な発想力、そして論理的な思考力が求められています。講義では企業が抱える課題と前提条件から、めざすべきゴールを考え、ターゲットや実現可能性・検証方法を決定する点に苦労しました。実践に近い形の経験ができたことは、就職後のギャップ改善にもつながると感じました。関心がさらに強まり、銀行に就職して活躍したいと感じました。

商経学部商学科3年 黒田修平さん