最新情報 2019年度

ニュース

9月22日(日)、全国の高校生を対象とした「第6回全国高校生 環境スピーチコンテスト」本選を開催しました。
このコンテストは今後の日本社会を担う高校生が、地球温暖化対策やエネルギー問題などの重要な社会課題を考え、どのようにしたら持続可能な社会を築いていけるのか、自分自身の考えを発表する場として開催したもので、環境に関心のある高校生を対象に「自然エネルギーと私たちの未来」、「SDGsのために、今、私たちができること」という2つのテーマで原稿を募集しました。

応募期間中(2019年6月24日~8月7日)に91件の応募があり、厳正なる審査の結果、選ばれた11名が本選に出場しスピーチしました。
本選ではスピーチと質疑応答により内容の独創性、構成力、主張の明確性、表現力、ディベート力を総合的に審査し、最優秀賞1名、優秀賞2名、特別賞1名を決定しました。
また、高校での教育の一環としてこのコンテストに意欲的に取り組んでいただいた功績を称え、2校に学校賞が贈られました。

第6回全国高校生環境スピーチコンテスト入賞者一覧

最優秀賞

  • 「泡に魅せられて」上長根 康平さん(名久井農業高校/青森県)

優秀賞

  • 「地元から」栢下 夏稲さん(屋久島高校/鹿児島県)
  • 「もったいないの心を」形部 愛さん(徳島文理高校/徳島県)

特別賞

  • 「動物を活用した環境保全活動について」柴田 玲菜さん(中央農業高校/富山県)

学校賞

  • 山形東高校(山形県)
  • 大船渡高校(岩手県)

入賞

  • 「湧水による小水力発電」佐藤 萌香さん(大垣養老高校/岐阜県)
  • 「インテグレーション」久米 達希さん(北桑田高校/京都府)
  • 「「発電床」から考える自然エネルギー」青木 魁士さん(茨城キリスト教学園高校/茨城県)
  • 「雑草を育てよう」鏡 サユリさん(山形東高校/山形県)
  • 「異常気象の予測と対策」土屋 太陽さん(山形東高校/山形県)
  • 「太陽光で農地を羽ばたけ 次世代のために」葛西 公平さん(栃木農業高校/栃木県)
  • 「それぞれの良さ」佐藤 海さん(大船渡高校/岩手県)

最優秀賞受賞者コメント

私の住む青森県八戸市南郷地区にとって世増ダムの青葉湖は命の源です。将来農業経営をめざす私は農業について学ぶ中で農薬散布による水質汚染が進んでいることを知り、泡散布農法の研究を開始しました。2年半におよぶ研究ではつまずくこともありましたが、今回研究内容を発表して最優秀賞を受賞することができ、とても光栄です。今後、大学進学後もこの泡散布農法の研究と普及を進めていきたいです。

審査員長 講評

環境問題に熱心に取り組んでいる高校生の皆さんのスピーチを聞いてとても勇気づけられました。
91作品の中から選ばれた入賞11作品はどれもレベルが高く審査員は頭を悩ませましたが、その中でも最優秀賞の上長根さんのスピーチは具体的な取り組みと将来への展望が明確で高校生の域を超えるような内容でした。

環境スピーチコンテスト
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環境スピーチコンテスト

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