本学の自然エネルギー100%大学の取り組みが、一般社団法人日本計画行政学会 第19回計画賞「特別賞」を受賞しました。
日本計画行政学会では環境問題、長寿化、情報化など新たな社会ニーズに応える革新的で先導的な計画を発掘し、これを表彰することを目的として1995年度に計画賞が創設されました。計画賞は隔年、公募により集められた計画を対象に、60名を超える学会員による予備審査と各界を代表する審査員による最終審査の2段階審査方式により賞を決定します。
今回は、応募の中から6件が予備審査(書類審査)を通過し、2月25日に最終審査会でのプレゼンテーションが実施され、本学は、大学での脱炭素社会実現に向けた自然エネルギー100%の取り組みが先進的であるという点、ハードウェア・ソフトウェア・ハートウェアという3本柱でCUCエネルギー株式会社を設立し、独自の取り組みを行っている点などが評価され特別賞の受賞となりました。
本学では、2017年11月にメガソーラー野田発電所を中心とした本学所有の太陽光発電設備での発電量(FIT売電と自家消費)と、本学の消費エネルギーの総量を同量にする環境目標を宣言し、達成に向けて複合的な省エネ活動を行っています。
学生・教員・職員が一丸となり、照明のLED化やエネルギーマネジメントシステム(EMS)を構成する各種機器などのハードウェアの整備、EMSを利用したエネルギー消費量分析などのソフトウェアの整備と運用、そして、ハードとソフトを連携し省エネの効率や効果を高め、環境を配慮した具体的行動につながる意識をイベント等を通じて全学的に推進するハートウェアの形成に求め、さまざまな省エネ活動を実施した結果、2019年1月には発電量が消費電力量を上回り、電力生産での自然エネルギー率100%を達成しました。
関連リンク