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CHIBA UNIVERSITY PRESS 2022

千葉日報社が主催する「CHIBA UNIVERSITY PRESS」で、国際教養学部の学生が作成した紙面が優秀賞を受賞しました。2019年、2021年に続き、3度目の快挙となります。

「CHIBA UNIVERSITY PRESS」は、大学生が新聞づくりを通して、社会人として必要なメディアリテラシーを学ぶことで、情報発信力の強化につなげるとともに、大学と地域の向上に資することを目的としています。今年度は千葉県内の7大学(江戸川大学、敬愛大学、聖徳大学、千葉商科大学、帝京平成大学、東京経営短期大学、東京情報大学)が参加しました。

今回、学生たちは戦禍を逃れ日本へ避難しているウクライナ人の学生、アフガニスタンから両親とともに四街道市へ移住した学生、千葉市でロシア料理店を営むロシア人親子などへの取材を試みました。彼らの日本での暮らし、祖国への思いや現地に残る家族などへの思いをまとめた他、在日外国人の支援団体や千葉県国際課へも現状や課題を取材しました。記事は10月21日に掲載されました。

12月14日のオンラインでの閉講式では、優秀賞1校、特別賞2校の発表と学生たちへの表彰状の授与が行われました。本学の学生記者6名中5名が海外短期研修中のため、代表1名が表彰状を受け取りました。

千葉日報社による講評では、審査員から昨年に続き満票一致であったこと、昨年は動物愛護、今回はウクライナ危機と難しい課題に向き合ったこと、支援団体や県国際課などへも多角的にインタビューをしていたことが高く評価されました。

  1. 掲載記事は千葉日報社「CHIBA UNIVERSITY PRESS」Webサイト(https://www.chibanippo.co.jp/cup/)より閲覧いただけます。

学生コメント

今回は"今日の支援の形"に重きを置きました。戦争を経験した当事者目線だけはなく、支援にあたる方、行政の対応など多様な視点でリアルに支援の形を伝えることを意識しました。1つのトピックを多角的に見るということは、創造的な問題解決や新たな可能性が生まれることに繋がります。今回、宗教などによるアフガンの女性の不自由さなど、今までの自分の常識が覆されることが多数ありました。この経験から自分の学びや気づきをそのままにせず、誰かに伝え理解してもらい、より多くの人が問題意識や柔軟な考えをもてるように、気づきの輪を繋ぐことのできる人になりたいと思います。

国際教養学部2年 小出詩織(市立松戸高校出身)

ウクライナから避難してきた学生への取材では、英語でのコミュニケーションや日本語に翻訳してまとめることにとても苦労しました。直接現地の悲惨な状況を聞き、私たちが知っていることは表面的なことにすぎないのだと感じ、一部の情報を得ただけで物事のすべてを理解したと勘違いをしてはいけないのだということを強く感じました。今後、大学の研究でさまざまな情報を用いる際にも、今回のインタビューの経験を生かし、文献からの情報だけでなく現場の声を取り入れることもしていきたいと思います。

国際教養学部1年 石川友海(水戸商業高校出身)