最新情報 2023年度

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4月9日~11日、国際教養学部1年生33名が入学式翌日から鹿児島県奄美大島でフィールドワークを実施しました。

このフィールドワークの目的は、国際交流において重要な「自国についてよく学んでおく」の意味を理解し、その素晴らしさを再発見することです。日本の魅力を世界に発信するために日本国内でも独特の生態系をもつ奄美大島の自然、歴史、文化を通して日本をあらゆる角度から学びます。

研修実施前には事前講義を実施。奄美大島の基礎知識を学び、現地の方にインタビューをする内容を検討しました。
1日目は、奄美パークと田中一村記念美術館を訪問。まず、奄美パーク園長、田中一村記念美術館館長でもある宮崎緑国際教養学部教授からの講義を受け、施設の方々へインタビューを行いました。夜は、島唄・八月踊りを鑑賞しました。
2日目は奄美大島各所で文化、産業、自然について理解を深めました。マングローブ原生林ではカヌーで河を下り、汽水域に自生するマングローブの観察を行いました。島固有の植物や生物の多様性を自らの目で確認し、奄美の特異な自然も体感する貴重な機会となりました。さらに伝統工芸品として有名な大島紬の工房見学や泥染め体験を行い、一人ひとりがオリジナル模様のハンカチを完成させました。原ハブ屋では、ハブの生態を学びハブショー見学しました。
3日目は、奄美きょらうみ工房にて黒糖搾りを、浜千鳥館では黒糖焼酎製造工程の見学を行いました。奄美の歴史に欠かすことのできないサトウキビについて、事前講義で学んだことを実際に現地で確認・体感する貴重な機会となりました。

学生たちはさまざまな訪問先で現地の方々へインタビューを積極的に行い、研究に取り組みました。また、グループディスカッションやアクティビティを通して、新入生同士の仲を深めることができました。

国際教養学部イベント
国際教養学部イベント
国際教養学部イベント
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学生コメント

今回の奄美大島フィールドワークを通して奄美の伝統や文化を体験することができました。その中で一番印象的だったのが、「八月踊り」です。最初は気恥ずかしくてうまく踊れなかったのですが、現地の方々が優しくリードしてくれたおかげで徐々に慣れていき、いつの間にかみんなと仲良く踊っていました。また、現地の方々にインタビューをすることで、インターネット上にはないリアルな情報をたくさん聞くことができました。

国際教養学部1年 鷲野亮さん(千葉商業高校)

奄美固有の生物や伝統をより詳しく知るため、現地でのインタビュー活動では質問内容の改善や聞き方の工夫をしながら行いました。はじめは島に馴染めるか不安でしたが、奄美大島の方々がとても気さくにあたたかく迎え入れてくださり、今までにない体験もすることができて改めて日本の良さを感じ、同じ日本人として誇りに思いました。2年次には留学を控えているので、海外の方々に日本の良さや文化を広げてグローバル社会に貢献していきたいです。

国際教養学部1年 菊池智葉さん(四街道高校)