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7月24日、政策情報学部朽木量教授のゼミナール4年生が制作に協力したコミュニケーションスキルが身につくカードゲーム「リフかる~キャンパスライフ編」を同学部1年生116人が体験しました。

「リフかる」は、コーチングスキルの勉強会などを主催する「街のコーチング屋さん」が本学の地域志向活動助成金制度を活用し、朽木ゼミナールと開発しているゲームです。"リフ"とはリフレーミング、すなわち「目の前の状況に対して問題解決を図ること、別の視点をもたせること」を意味します。ゲームを通して、課題解決力やコミュニケーション能力を高めることが狙いです。

ルールは簡単で所要時間は15~20分程度。カードの構成は「困った状況のカード」27枚、「解決策のカード」30枚の計57枚。プレーヤーに均等に配られた「解決策のカード」を手札に、ファシリテーターが提示した「困った状況のカード」に合った「解決策のカード」を素早く出します。困った状況と解決策をマッチさせ、最初に手札を出し切ったプレーヤーが勝ちです。

朽木ゼミナール生は、大学生が抱える「困った状況」と「解決策」を約2カ月かけて考えブラッシュアップしました。当日はファシリテーターとして参加し、ゲームマネジメントや意見の吸い上げを行いました。就職活動中の4年生が感じていた「ガクチカがない」という困りごとは、1年生にまだ理解できないという声があったり、他の人の解決策から発想を学んだりと、楽しくゲームをしながら多くの発見が得られるワークショップとなりました。

リフかる
リフかる

学生コメント

カードの内容を考える際に、多くの人に当てはまる「困った状況」と「解決策」を考える点が最も苦労しました。ワークショップでファシリテーターをしたときに、プレーヤーに提示した「解決策のカード」の内容だけでは少し不十分で、補足が必要になる場面もあり、プレーヤーそれぞれに異なる価値観あり、伝えることの難しさを実感しました。また、ゲーム制作を通してリフレーミングを学び、普段の生活に取り入れたところ、心に余裕を持てるようになりました。自分だけではなくリフレーミングから円滑なコミュニケーションに繋げていきたいと思います。

政策情報学部4年 菊地瞭斗さん(四街道北高校出身)