人間社会学部4年の穗住佳歩さんが5代目東海汽船マスコットガールに選ばれ、4月1日より島と本土を"繋ぐ"存在として、伊豆諸島や船旅の魅力をPRしています。
穗住さんは、同学部の「観光社会学」の講義の中で離島に関心をもつようになり、特に火山島である伊豆大島の厳しい日々の暮らしを支えてきた女性「あんこさん」の文化や大島椿に魅了され、講義課題レポートにまとめました。また、伊豆大島をPRする「ミス椿の女王コンテスト」の存在を知り、応募するとともに実際に伊豆大島へも足を運び、文化を残しつつ島を活気づけていくために自分に何ができるか考えるようになりました。
2022年2月から1年間は第30代「ミス椿の女王」として「あんこさん」衣装に身を包み伊豆大島の魅力をPRする活動に取り組みました。ようやく活動に慣れてやりがいを感じ始めた頃に、島の方から東海汽船マスコットガールへの推薦を受け、伊豆大島だけでなく広く伊豆諸島と船旅の魅力をPRしていく決意をしました。
現在は、「セブンアイランド友」就航10周年を記念した「東京湾ぐるっと周遊クルーズ」や「島じまん2023」などの観光イベントに参加。山崎製パンとのコラボ商品パッケージや広報物への起用、伊豆大島ナビでの「ほずみんのGood Place」連載、SNS発信など多岐にわたって活動をしています。
「ミス椿の女王」のときは島の知識や人脈も少なく、与えられた活動をこなすことで精一杯で、あっという間に1年が過ぎてしまいました。東海汽船マスコットガールとしての2年間は、自分からもっと働きかけて島々のPR活動に貢献していきたいです。島外で暮らしているので島までは物理的な距離があり、すぐに島へ行けない歯がゆさもありますが、学生ならではの視点をもち、島の日常を新鮮に感じられる私だからこそ多くの島の魅力を伝えていきたいと思います。今後はさらに自然の保護活動、離島の暮らしや生き方に根付いた文化・歴史を研究していきたいと考えています。
人間社会学部4年 穗住佳歩さん(NHK学園高校出身)