最新情報 2023年度

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7月11日~13日、サービス創造学部ブライダルサービス研究開発・プロジェクトの学生が、中古のウェディングドレスをリメイクした展示会を本学1号館で実施しました。

今年度は、ウェディングドレスのリメイクやアレンジから、プロジェクトのテーマ「結婚式はもっと自由でいい!」を掘り下げます。5月、学生たちは婚礼衣装などのレンタル事業を展開する株式会社マイム荻窪店を訪問。社員の方からドレスについてやフォトスタジオでの撮影のコツを学びました。ドレスの多くは、シミや汚れがわずかにも関わらず、数回で貸し出しができなくなるといいます。学生たちは貸し出しができなくなったドレスを譲り受け、シミや汚れの部分を捨てるのではなく、隠したり形を変えるなどの工夫を施したリメイクの試みと、ドレスが魅力的に見えるような演出を考え、撮影をすることで新たな価値を生み出すことにしました。

作業はリメイク担当と撮影担当を2名ずつで1グループを結成し、計5グループに分かれて進めました。学生たちは、肌の露出を控えたい人やジェンダーレスに配慮されていないということに着目してパーツやパンツを加えて、和洋折衷やジーンズと組み合わせるなど自由な発想を形にしていきました。 ドレス完成後は、それぞれのドレスのイメージに合った場所でモデルを用意し、メイクを施して写真と動画を撮影しました。

展示期間中は、リメイク前のドレスとの比較や撮影した写真を動画も提示。来場者へのアンケート調査を行い、165名から協力を得ました。

ブライダルサービス研究開発・プロジェクト
ブライダルサービス研究開発・プロジェクト

学生コメント

メンバーそれぞれの役割や経験が、めざしている職業で生かせるように工夫して進めました。リメイクで新たな価値を加えることは、とてもエシカルであると感じたのと同時に、これまで結婚願望もウェディングドレスへの憧れもなかったという学生から、展示を見て考えが変わったという意見もありました。将来的には、挙式をプロデュースすることを目標に、いずれはプロジェクトメンバーの結婚式が学内でできたらという夢も生まれました。

サービス創造学部3年 土屋颯大さん(千葉商業高校出身)

株式会社マイムでは全てのドレスに名前が付けられ、ドレスに深い愛情をもっていたことが印象的でした。私たちもリメイクしていくうちにドレスへの愛情が強くなっていきました。撮影の際には、ドレスの魅力を最大限に引き出す為、「光」を意識したポージング指導を積極的に行いました。担当教員の今井先生から「新しいサービスを考える際には、その業界について深く知った上で提案を考えるのが定石である」という言葉の意味がよく理解できました。今後も、その言葉を念頭において積極的に情報収集を行い自らの見識を広げたいと思います。

サービス創造学部3年 中村悠真さん(土気高校出身)