最新情報 2023年度

ニュース

10月7日、留学生の日本語能力向上と、国府台コンソーシアム市川参画校、日本語学校などで学ぶ留学生との交流を目的とした「外国人留学生日本語弁論大会」を行いました。
本学から5名、拓殖大学から1名、市川日本語学院から1名、江戸川国際学院から1名の留学生が参加し、思い思いのテーマで約6分間のスピーチをしました。今回参加したのは、中国、韓国、モンゴル、インド、スーダン、ネパール、アフガニスタンとすべて違う国の出身者で、学生たちは、母国に紹介したい日本の魅力、日本と母国との考え方の違い、それぞれの体験から感じたこと学んだことを発表しました。

当日の様子(動画)

受賞結果

千葉商科大学賞(最優秀賞)

  • 「失敗」
    千葉商科大学 タンゼール アッシディーグアットゥムアハメドさん(スーダン出身)

優秀賞

  • 「外国語を学ぶということ」
    市川日本語学院 バワカー マデュラ ビジャイさん(インド出身)
  • 「他人と比べず、最大限の努力を!」
    千葉商科大学 アルタンツグツ ムンフトゴーさん(モンゴル出身)

奨励賞

  • 「MY DREAM」
    千葉商科大学 フサイニー ファリダさん(アフガニスタン出身)

総評

今回多くの関係者のご協力で第2回大会を開催できて、大変うれしく思います。前回以上の日本語能力のレベルの高さ、内容の濃さに感心しました。皆さんが勉強やアルバイトで忙しい中、練習し、工夫を凝らして、自らの経験や思いを言葉で示し、発表してくれたことに心を打たれました。言葉によるコミュニケーションの力を改めて示してくださったと思います。参加者の皆さん、本当に素晴らしい発表をありがとうございました。

高橋百合子審査委員長

第2回外国人留学生日本語弁論大会
第2回外国人留学生日本語弁論大会

受賞者コメント

母国語ではない日本語を使って、自分の考えを発表することはとても難しかったです。発表時は足が震えるほど緊張してしまい、自分の考えをきちんと伝えられたか心配でしたが、最優秀賞をいただくことができ、とても嬉しいです。大会に出るからには賞をもらえるように原稿作成に時間をかけました。今まで経験したこと、考えたことを改めて文字にすることで、自分の人生を見つめ返すことができ、自分のしてきたことが間違っていないかったと思えました。これからも自分の夢に向かって、いろいろなことに挑戦し続けていきます。

タンゼール アッシディーグアットゥムアハメドさん

今回千葉商科大学の弁論大会に参加させていただいてとても貴重な経験ができました。このような大会に参加するのは私にとって、はじめての経験でこれからもなかなか経験できることではありません。準備や練習は大変でしたが充実した時間になりました。また、他の留学生のスピーチを通して色々な国の学生たちの考えを聞くことができ、とても勉強になりました。一生忘れられない経験になりましたし、自分に自信を持つこともできました。審査員の方からのコメントは今後の私の人生の中で役に立つと思います。

バワカー マデュラ ビジャイさん

弁論大会に出ることをアルバイト仲間に伝えたところ、「そんな大会なんて出ないでアルバイトした方がお金が稼げるのに」と言われました。自分はアルバイトをしなければ留学を続けられないため、恵まれた環境で自分よりもいい物を持っている人やいい暮らしをしている人をうらやんで悩んだ時期もありました。弁論大会に参加するため、原稿を作成する際、先生や職員の方々のアドバイスのおかげで他人と比べていた自分の心と気持ちを整理することができ、気持ちが軽くなりました。弁論大会に参加することでお金は稼げませんでしたが、自分がこれからどうしていくべきなのか改めて考える機会を得ることができ、とてもいい経験になりました。

アルタンツグツ ムンフトゴーさん