千葉日報社が主催する「CHIBA UNIVERSITY PRESS」で、商経学部と国際教養学部の学生が作成した紙面が特別賞を受賞しました。本学は2017年から参加していますが、2度目の特別賞受賞、4年連続での入賞となります。
「CHIBA UNIVERSITY PRESS」は、大学生が新聞づくりを通して、社会人として必要なメディアリテラシーを学ぶことで、情報発信力の強化につなげるとともに、大学と地域の向上に資することを目的としています。今年度は本学を含む千葉県内の4大学(江戸川大学、帝京平成大学、東京情報大学)が参加しました。
今回、学生たちは千葉県の在留外国人数が20万人を超え、全国で6位であることに注目して取材先などを選定。その中で、千葉県では「家族滞在」の割合が最も多いことが分かりました。在留外国人の子どもたちが、異なる言語や文化の中で抱える問題について、当事者や地域の日本語ボランティアや講師に取材を重ねました。この記事は10月21日に掲載されました。
11月28日の閉講式では、優秀賞1校、特別賞1校の発表と学生たちへ表彰状の授与が行われました。
千葉日報社による講評では、審査員から「難しいテーマに挑む姿勢や丁寧な取材内容」が高く評価されました。
写真提供:千葉日報社
今回の取材活動では、外国人の子どもたちと向き合う機会があり、日本語が得意でない子どもたちに対して、できるだけわかりやすい日本語を使うよう心がけました。言葉の壁を越えて相手の思いを正確に受け取るためには、相手の立場に立って考える想像力と根気強く耳を傾ける傾聴力が必要であることを実感しました。
また、取材や執筆においては内容の正確さや深さだけでなく読者にとっての分かりやすさや親しみやすさも重要であると学びました。この経験を、今後の学びや活動に生かし、多様な背景を持つ人々と理解を深め合うことができる人間になりたいと考えています。
国際教養学部3年 武藤美海(実籾高校出身)