(1)ICT分野

市川市では市民が便利になったと実感できる電子自治体の構築をめざしており、その取り組みは多方面から高く評価されています。一方、CUCには超高速10G(ギガ)bpsの通信速度を活かした情報基盤とそれを支える情報通信技術、その利活用のためのノウハウやサービスがあります。双方のハードとソフト、両面のリソースを活かし、市川市と協働した多くのICT施策を行っています。

  • 市川市と千葉商科大学がそれぞれ運営するWebサイト間で相互リンクを行うことにより、双方からの情報発信を実施
  • 大規模災害時のインターネット接続環境、ICT設備利用に関し、相互補完的な運用(調査/実験中)
  • 災害分野と連携し、市川市総合防災訓練に併せ、災害情報伝達訓練及び千葉商科大学の情報機器を使い、市川市災害時職員ポータルサイト運営訓練を実施
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(2)文化・国際分野

CUCの所在地市川市は豊かな水と緑の自然環境のもとで、歴史的・文化的な資産が長い年月をかけて育まれてきた文化の薫り高いまちです。そのような環境のもと、CUCが培う多くの文化研究や実践知を広く市民に寄与するため、市川市と協働した文化事業を展開しています。また、市川市では市民が主体となり、在住外国人との交流イベントなどの開催も積極的に行っており、CUCの留学生もそれら事業への参加協力を行っています。

  • 市民アカデミー講座の開講(「市川学」などを開講)
  • 回遊展や文化イベントへの参加、協力
  • 国際交流協会・市川市が共同実施する国際交流事業等への協力や情報提供及び留学生の参加推進
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(3)福祉・健康分野

市川市は「健康で安心して暮らせる、地域福祉の充実したまち」づくりに取り組んでいます。また、CUCでは「人にやさしく、お互いを大切にする社会」をビジネス・仕事を通じて創造し作り上げる人材を育成する「人間社会学部」を新たに開設しました。この「人間社会学部」を中心として、従来の「スポーツ振興分野」を拡充した「福祉・健康分野」での協働事業を推進します。

  • 高齢者健康増進施策について、市川市主催の「いきいき健康教室」に講師のサポートとして学生が参加し、効果を検証するための体力測定及びデータの解析等を実施。
  • 介護予防について、地域で取り組んでいくための協議体の立上げに、本学関係者もメンバーとして参加。
  • 『るるぶ~千葉商科大学 人間社会学部~』の制作に市川市が協力

(4)環境分野

CUCは以前から環境への関心が高く、最近ではメガソーラー野田発電所を開設するなどにより、「環境に優しい大学」としての評価を得ています。一方で市川市は市川市環境基本条例を制定し、環境の保全と創造に関する施策を推進しています。身近な環境問題から地球環境問題にいたる様々な環境問題に対応し、自然の恵みを将来に引き継いでいくために双方が持つ資産を相互に活用して、その問題と解決に向け、環境に関する協働事業を行っています。

  • 街の美化と環境保全活動(学生ボランティアによる「通学路のごみ拾い」と「江戸川河川敷清掃」)
  • 環境関連の公開講座開催の検討

(5)まちづくり・産業振興分野

市川市では秩序ある市街地を形成するため、さまざまなまちづくりの施策と同時に、地域経済の活性化を図るため産業の振興に関する多くの施策に取り組んでいます。すべてのビジネスで活躍する人材を多数輩出するCUCは、多岐にわたる専門性の高い知的支援、人材育成支援で、市川市と協働した多くの施策に取り組みます。

  • 「産業競争力強化法における市区町村による創業支援」事業での連携
  • 学生ボランティア活動の推進(CUC宅配・サービス、キッズビジネスタウン、教育ボランティアなど)
  • 地域の団体や市民との連携、地域の活性化(中小企業診断士養成コース、中小企業マネジメントスクール、元気!市川会など)

(6)災害分野

CUCのキャンパスは災害時等における市民の一時避難場所となっています。地下水を活用した2元給水システムの導入で、災害時にも安心安全な地下水を地域住民のみなさまへ安定的に供給できることや、災害に備えた講座の開設など、災害分野での密接な連携協力を進めています。

  • 地域住民に対する公開講座の実施検討
  • 防災資機材保管協力と災害時飲用水の提供(井戸水処理装置など)
  • ICT分野と連携し、市川市総合防災訓練に併せ、災害情報伝達訓練及び千葉商科大学の情報機器を使い、市川市災害時職員ポータルサイト運営訓練を実施